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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・

たった一人のデモ

 一昨日にJBpressに寄稿したシリア記事に、多くの反響をいただきました。ありがとうございます。
 前エントリーでも書きましたが、プライベートな事情を公開するのは抵抗があったのですが、それでも人々に話を聞いていただくためにはと決断しました。
 元妻は現在、シリアの某隣国で難民支援活動に携わっています。彼女が言うには、現在、彼女の周囲のシリア人の多くは、アメリカの軍事介入に期待していたのに、一向に動かない様子なので非常に落胆しているとのことです。
 下は昨年、元妻がたったひとりで、青山の国連大学前で反アサド・デモを行ったときの写真です。道行く人々は、ほとんど関心を示しませんでした。
 人づてに日本の人権団体の人とも会ったのですが、問題意識がまるで違っていて、残念ながらまったく会話になりませんでした。
unutk.jpg
  1. 2013/09/11(水) 08:51:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

問題意識がまるで違っていてという点が気になりましたので、もし差し支えなければ解説をいただけないでしょうか?
  1. URL |
  2. 2013/09/12(木) 22:26:11 |
  3. AJAX #-
  4. [ 編集]

 アサド政権による人権侵害は理解していただけたのですが、反体制派が同じように人権侵害しているとのご認識でした。
 また、いちばん面食らったのが、リビアの話になったときに、「NATOの軍事介入によってリビアが酷い状況になった」と仰られて、それを聞いた瞬間に、私と元妻は内心諦めました。
 ただ認識の違いということですので、べつに冷たくあしらわれたとかそういうことではなく、忙しいなか話を聞いていただけたことは感謝しています。
  1. URL |
  2. 2013/09/12(木) 22:37:35 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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