モンスターズファンタジー

ある視点から見たゲーム説明ですので、少しイメージが異なるかもしれません。

モンスターズファンタジー とは、バッツ777氏が制作した多人数参加型オンラインゲーム(MMO)である。
2002年12月から制作開始し、28日にはマイナー公開、2003年3月15日から正式なサービスを開始をし、2011年1月9日サービスを行なっていた。 現在は年末年始などの期間限定で特別サービスを行なっている。


概要

数少ない 個人運営によるオンラインゲーム の一つ。 戦闘形式はランダムエンカウント方式で、遭遇すると専用の戦闘画面に突入する。
システムはファイナルファンタジーシリーズを意識しており、バッツ777氏の名前はそのゲームに登場するキャラクターから来ている。

戦闘中、プレイヤー(主)しか覚えていない技である 「テイムモンスター」 を使うことにより、モンスターを捕まえることができる。 *1
「リリースモンスター」 はモンスターを確実に逃がすことが出来る技だが、死ぬ(消滅)方が早いので使わないことが多い。

逃げるなどのコマンドがない代わりに、 「自爆ボタン」 が画面右上に用意されている。 押すと全てのモンスターが死亡する。
当然戦闘に負け、ライフポイントも1つ減るが、その分早く戦闘を終えるため、これを利用した 自爆走行 と呼ばれる技が存在する。 *2
尚、一回死んだ後に更に自爆を押すとライフポイントが 合計で2減ってしまう。

パーティは主人公含め、 最大4体まで。  ルイーダの酒場のようなシステムはない。

タリスマン

装備アイテムとして、 「タリスマン」 をモンスターに一個だけ装備することができる。 戦闘勝利後にランダムでタリスマンを獲得することができる。
タリスマンにある項目は基本的に全てランダムで、最大項目数は現地点では8項目。 項目にも種類があり、能力値や耐性、 モンスターが持っている技 などがある。
単体では使えないため、アイテムの一つである ジュエル によって強化する。 基本的にジュエルはダンジョンなどで拾うことができるが、一部の町や村でも拾うことができる。

タリスマンの成長には上限があり、どこまでジュエルを入れられることが出来るのかは完成しないと分からない。
ダンジョンの「トリビアの洞窟」をクリア特典である「タリスマン鑑定」を使えば上限が分かるものの、それを使うにもかなり時間がかかる。
また、完成する前にタリスマンを装備することが多かったり、タリスマンを使用しない方法もある。

尚、制作者自身が作ったタリスマンは レアタリ と呼ばれており、他のタリとは異なるグラフィックや、置くと花火が上がったりするような特殊効果がある。
元々強化されたタリスマンなので、ジュエルによる強化はできない。

基本的にこのレアタリは毎年お正月やクリスマスなどで開催されるイベントの賞品としてプレゼントされることが多い。
ほとんどはコレクションしか使用目的がなかったものの、サービス終了になって使用するプレイヤーも現れた。

評価

サービスを開始した当初は大人気のネットゲームだったことから、個人ネットゲームの中では良質なクオリティを誇っていた。
特に 低スペックでも十分に遊べる のが「うり」で、プレイヤー数も200人を突破していた時期があった。 公式ページにある「イベントレポート」でもそれが確認できる。
管理人のバッツ777氏も積極的にプレイしており、ゲームマスター主催の「公式イベント」を行うことも多かった。 その影響もあって イベントだけを専門に取り扱うギルド まで存在していた。

しかし、人が多かったために荒らしも多発。 管理人が事実上1人だったのもあり、アクセス禁止だけでは追いつかず、遂には 新規プレイヤー登録を一時的に停止 する処置をとることも。
これをきっかけにプレイヤー数が減少傾向になり、プレイヤー数も200人を切る。 この時期は「新規登録停止時代」と呼ばれ、ゲームにおけるターニングポイントの1つでもあった。(悪い意味での)

Tyousen121は新規登録の再開をきっかけに参戦。 この頃のプレイヤーネームは「挑戦した人」だった。
ところがPCの高スペック化と更に良質なゲームが登場したことにより、プレイヤー数は120人程度しか入っていなかった。
結局、生命の洞窟やフレンズダンジョンなどの「協力型ダンジョン」の意味がほとんどなくなっていた。(特にピラミッドではサブキャラクターを使ったプレイがメインになっていた)

サービス終了直前までのプレイヤー数は、 休日にも関わらず100人どころか50人未満の日もあったという。

モンスターズファンタジーがサービスを終えた直後、それまで管理していた攻略サイトが放置、もしくは閉鎖が相次いで発生。
既にサービス終了前から放置していたサイトはもちろん、現存しているサイトでも更新しているのはほんの一握りぐらいとなっている。
リンク集を見ても大半は「追加の広告」があるか、404のままになってそのまま消えているかのどちらかである。(インフォシークのサービス終了も考慮するとより数は少ない)

ちなみに地獄耳は他のサイトとは違って 「MF以外のコンテンツ」 も扱っていたため、現在も問題なく管理している。
一部のサイトも一応そのようなコンテンツは確認できたのだが、これを境に管理しないプレイヤーが多くなっているのは何故だろう……?(少なくとも戦略的なアドバンテージは得られたはず)

期間限定のサービス

前述した通り、正式サービス終了後、年末年始などの期間限定で特別なサービスを行なっている。
期間中は通常の仕様から「ジュエル、経験値の倍率が25倍」や「生命の制限撤廃」等の特別仕様が施されており、これまでのトリビュート的なものを感じさせる。
サービス終了した2011年の年末からスタートしており、意外にも需要があることから限定サービスは毎年行われている。

  • 2011年~2012年
サービスを正式に終了した2011年の年末から2012年の年始までの間、特別仕様のサービスがスタートした。
期間限定というのもあって、当初はプレイヤー数がまちまちだったが、大晦日にはConの「ページ2」が見れる数まで増えていた。
公式ページで一応の告知があったものの、開始直後はそこまで人は居なかった。(Tyousen121はスカイプ等でその情報を知ったため、出遅れていた)

プレイヤーの半数以上が「プレイデータがない」らしく、新規プレイヤーの方が多かった。 ただし完全新規のプレイヤーは少なく、ほとんどが経験者であることは言うまでもない。
ちなみにランキングでは2011年1月以前のデータは全て「11/01以前」と表記されている。

一応鏡餅のイベントは行なっていたようだが、何故かそれに関する「レポート」が存在していない。

  • 2012年~2013年
昨年の限定サービスもあったのか、少し期間を短くしてサービスを開始している。 しかし2chのスレやツイッター等の呼びかけもあって、前年よりも上回るプレイヤー数を記録。
今回のサービスでは今まで「非公式の記録」だった 転生 が初めて公式で記録されるようになった。(ニコニコ動画にその動画が残っている。興味があるなら是非とも見てほしい)

クリスマスでは「チャレンジャーズキャッスル」で「レアカプ」が出現するようになっている。 生命で出現するカプセルと似ているが、 項目がタリスマンのように強力なものに変更された。 *3

また、フレンズダンジョンでは「フレンズ1~6」といった上昇できるレアタリが出現するようになった。
タリスマンの項目や上昇率は全てランダムとなっており、ダンジョン内から「湧き出る方式」で出現する。 こちらも技などが確認されているとのこと。

2012年の大晦日は特に回線落ちが酷く、管理人でさえ「gdgd」と言うほど。 ゲームサーバーを置いている会社が倒産の危機にあるという発言があり、かなり状況は悪くなっている模様。
(一応サーバーを変更する作業をすれば良いらしいが、面倒と答えていた)
当初「午前1時」を終了時間と予定していたが、前述した回線落ちの影響で終了時間を30分ほど延長させていた。

サービス終了後、維持費がどうしてもかかることから、2012年から 「寄付ページ」 が作られている。 寄付はアマゾンさんのシステムを利用したもの。

  • 2013年3月15日~3月17日
モンスターズファンタジーが10週年を記念し、2日という短い期間で行う限定サービス。 フレンズダンジョンにて「10周年記念1~?」が「フレンズ」の変わりに出現するようになっている。
タリスマンの仕様自体はほとんど同じ。 限定となるタリスマン(いわゆるレアタリ)はこれしか用意されなかった。

このタイミングに再開する一つの理由として「ワールド・ベースボール・クラシック」が関わっていると推測され、それに関するイベントが行われる可能性があると噂されていた。
事実、公式ページの画像にある「<野球愛好会>」、2006年に開催されている「WBC優勝記念」イベント、2009年は「レポートがない」ものの、一応のイベントが開催されていた。
しかし期間的な問題から、結局WBC関連のイベントは行われなかった。 まぁ、日本が優勝しなかったため、イベントもある程度縮小しただろうけど。

  • 2013年~2014年(?)
一応年末の再開予定はあるものの、まだやるかどうかは決まっていない。 再開期間も決まっておらず、現在は続報を待つしかない模様。
管理人曰く「2013年以降はサービス期間を短くする」という予定があったものの、10週年の限定サービスの状況などもあって、期間を短くする予定は変わる見込みがある。

MF2の計画

◆Funlsc3XTU氏が開発しているゲームであり、2012年1月4日に2ちゃんねるのMFスレ(Part38?)にてゲーム内容が公開された。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1323441791/174 (dat落ちしているので読めないはず)

レスによると2年もかけて開発をしており、事実上の「後継作品」という形で開発。 同スレの189では「開発段階のスクリーンショット」が公開されており、233でスタートプログラムの配布を予告した。
言語はC++、コンパイラはVisualStudio2008を使用。 *4

本家モンスターズファンタジーからの大きな変更点として、以下のものがあげられる。

  • モンスター倉庫(10匹ぐらいまで預けられる)
  • お金の導入(宿屋、アイテム等に使う)
  • どこでも他のプレイヤーとパーティが組める
  • モンスター吸収により新しいモンスターが出来る
  • 長くPTにいればいるほど努力値が増えて成長値が野生のモンスターより高くなる
  • LvUP時にある程度自由にステータスを振れる
  • 装備品の導入(自由につけはずしできる、装備品も合成が出来る)

おそらくプレイヤーからの要望に答えたシステムを新しく追加、変更したものと思われる。

現役プレイヤーからの需要はあるものの、「2年にしてはクオリティが低い」や、「公開されたスクリーンショットは"コラージュ"の可能性がある」などの批評的な書き込みもあった。
当然制作者は否定していたが、それ以前にグラフィックボードを最大限に発揮しない「2Dのゲーム」ってのが一番気になるポイントだろうか。

制作者のPCスペックが低いのと、就職などの関係もあって開発がなかなか進んでないのもあり、書き込みは233以降途絶えており、スレの方も「荒らし」で埋まってしまった。
年末ぐらいになってスレでこの話題が出たものの、結局制作者は現れなかったため、この計画自体はある種「黒歴史」みたいなものになってしまった。

現在立っているスレはPart39扱いとなっているが、テンプレすら貼られていないため 利用価値が0に近い。 (そもそも「Part39」等の表記を入れていない地点で問題ありまくり)

その他

とはいえモンスターズファンタジーの影響は大きく、様々な創作作品を生むことになった。
プレイヤー間で人気のモンスター「ガードレディ」のファンイラストから、架空のダンジョン「ナイトメアキャッスル」。 作品そのものを題材にした『MFRPG』というRPGまで開発されている。
(関連作品に『ラブ&レターズ』もそれにあたるかも。 モンスターグラフィックや設定等に何か関連性がある?)

サービス終了後、プレイヤーたちは別な活動をしているが、年末になるとまたMFの元に集まってくるらしい。

ちなみに「挑戦した人」と「121」のデータはHDDクラッシュによって吹っ飛んでしまい、事実上 そのキャラクターは存在していない ことになっている。
現在は代行キャラ(?)としてあるプレイヤー名義で参戦しているが、何故か2012年ではほとんどのプレイヤーがTyousen121と気づかずにプレイをしていた。 *5

関連項目

ページのない項目だらけです。

  • イベント連合(ギルド連合)
Tyousen121が最初に加盟したギルド。 ギルドマスター アルメウ氏 を筆頭に、ギルドメンバーたちが様々なイベントを開催するというちょっと変わったスタンスを持つ。
そのため他のギルドと違ってレベルランキングなどの上位を目指していないが、アク禁直前の頃は若干レベルランキングを意識するような活動もあった……?

繁栄期には ギルド連合 へと成長。 メンバーごとにギルドを持つことができるようになったため、Tyousen121は「高速道路同盟」を設立させている。
とはいえメンバーはTyousen121のみで構成された「個人のギルド」で、肝心のギルド活動もそこまでしなかった。(実質イベント連合の1つとして扱われていた)
荒らしやアルメウ氏のアク禁の影響でイベント連合は崩壊したが、メンバーのマギャ氏などが限定で復活している時期もあった。

元メンバーも時々そのギルドを表示したりと、その影響は凄まじいものと思われる。(ただ最近はそうでもなくなってきた。 もしかするとそういう人が居なくなったのかもしれないが)

Tyousen121もそれらに対しては協力的であり、言わば「恩人」のような存在である。

  • 中級者杯
サービス中に行われていたイベント。 Tyousen121は全三回とも参加しており、 二回優勝している。
第一回はチームBに参戦、第二回はチームEの 代表 として参戦。 *6 第三回ではAチームとして参戦したが、惜しくもBチームに敗れてしまっている。

  • ギルド対抗戦
これと関連するイベントとして 「ギルド対抗戦」 がある。 同じ場所で行われているが、違う主催者が開催している。
著名的なギルドたちが争うイベントとして開催していたが、後に 独立ギルド として2つの枠が用意されることに。

Tyousen121は独立ギルドの「甘味処(1)」 *7 で参戦、少々チームの乱れもあったものの、何故か2位を獲得してしまう。
ちなみに「HISUTS」に改名した「甘味処(2)」は 優勝 を果たしており、 「独立ギルドとギルド未加盟のチーム」が事実上のワンツーフィニッシュ を果たしている。
参加ギルド内で言えば「-Eternal Snow-」が3位で表彰台に上がっているが、「悪魔連合」は全敗するというものすごい結果に終わっている。

ギルドの意味がなくなった瞬間かもしれない。

そもそもギルドが 「コメントに書くだけで入れる」 ため、システム的にもかなりいい加減である。 それは他のゲームと比べると「ギルドに入る・作ることが簡単」とも言える。
ツイッターで言うところの「クラスター」などがそれにあたる。 要は条件などが設けられていないので、勝手に宣言すれば勝手にギルドができるようなもんである。

……最近はギルドに入っても「チャット」に入れるぐらいのメリットしかないので、普通に独立ギルドを作る人が多いんだけどね。 *8
(近年は 隔離用として「第二ギルドチャット」を設ける ギルドがあるという話まである。 やっぱりギルドの意味がなくなってる)

  • ダイス☆バトル・ダイスイベントシリーズ
丼氏主催のイベントシリーズ。 ゲームの「dice」機能を使ったイベントであり、Tyousen121はいくつかのイベントにスポット参戦している。
ちなみに「dice」をフルに使った 「賭け」 が一時期ブームになっていたが、詐欺などの不正行為が多発。 結局「賭け」そのものが消えてしまい、diceもほとんど使われなくなった。
また、diceと同じような特殊コマンドとして「アニメーション吹き出し」というものが存在するが、コマンドリストが消えてしまって今では「ロストテクノロジー」と化している。
(例えば「キター」と半角カナで入力すると 「キタ――(゚∀゚)――!!」の顔文字がアニメーションする吹き出し が表示される。 どっかのサイトにリストがあったはず)

  • OUTLIVE ONLINE
一時期AKAKE氏が運営している『OUTLIVE ONLINE』などの個人運営ゲームに転向したプレイヤーも居る。
また、Tyousen121のようにOUTLIVEからMFに転向してきたプレイヤーも居たため、違うゲームなのにチャットでその話題になることも。

尚、Tyousen121はOUTLIVE ONLINEで一度アカウントBANを受けたことがあり、それがきっかけでMFに転向。 以降はBANを食らっていない「荻野・暢也」というキャラで活動している。
現在「バイオハザード軍隊」というギルドに所属している。

限定サービス中、ギルドで「白色と黒色」、「クルエナの試作品」などのギルドを旗揚げしていた。 もちろんこれらは全て「パロディ」である。
その前の2011年はマイブームでもあったRacing Partyの関係で「サチコの恋愛遊戯」を設立、2012年は「暴虐なる魂の呪叫」も旗揚げしていた。

どうも話によると 「フェアリー」を使った小説を作る可能性があるらしい。  ただしこれがどちらのベクトルに働くかはまだ不明。





元々このページ自体は 「駄目ページ」 として扱われていた。 それもそのはず、最初に書いた「駄目ページ」が あるゲームプレイヤー に関するページだったのである。
駄目ページのほとんどは破棄されており、辞書事件を起こした旧スピードリングシリーズよりも見ることが許されていない。(それどころかいったい何を書いたかすら忘れている)

MF以外にも駄目ページは数多く作られ、この辞書の名物ページともいえるまで成長。 ページ編集の練習にはなったものの、結局は 悲惨な結果を生むことになってしまった。

もうゲームが終わったというのにまだ残っているのはよくわからない。  つまりこういうことである。