東北大学は魚などに含まれる放射性物質の量を効率的に測定する装置を開発、製造した。これまでは魚体をミンチ状にして検査していたが、新装置では解体せずに丸ごとの魚を1時間約1400匹測定することができる。
水産関係者らは測定効率の向上のほか、商品の安全性を消費者にアピールできると期待する。
東北大生活環境早期復旧技術研究センターの石井慶造センター長の研究グループが被災地支援の一環で、石巻魚市場(宮城県石巻市)の協力のもと開発した。
幅約30センチメートル、全長12メートルのベルトコンベヤーに、手作業で約2.5秒おきに魚を流す。下部に放射性物質量を測定する検出器を120個取り付けている。自動的に重さを量り、1キログラムあたり100ベクレル以上、50ベクレル以上~100ベクレル未満、50ベクレル未満の3種類に振り分けられる。測定に要する時間はおよそ32秒。
昨年秋ごろ、同センターは医療用のX線装置などに応用される放射線工学をもとに、丸ごとの魚を測定する装置を開発。今回はベルトコンベヤー方式を導入し、短時間でより多くの魚を処理できるようにした。同センターは国から正式な測定装置としての認定を目指す。
同センターはさらに機能を高めた新たな測定装置を製造中で、来年2月までに完成する予定という。
東北大学
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