朴大統領 ロシア・ベトナム訪問終え帰国=G20で成果

【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が11日午後、8日間のロシア・ベトナム歴訪を終え、専用機で京畿道・城南のソウル空港に到着した。

 朴大統領は4日からロシアを訪れ、20カ国・地域(G20)首脳会合に出席したほか、4カ国の首脳とそれぞれ首脳会談を行った。

 朴大統領が就任後、多国間外交の場に出席したのは初めて。G20首脳会合では2回の演説を通じて、自らが掲げる「創造経済」と原則のある市場経済の実現を提示した。演説内容の多くの部分は同会合の首脳宣言と付属書に反映される成果を上げた。

 会合の開催地となったサンクトペテルブルクでは、イタリアのレッタ首相、ドイツのメルケル首相、カザフスタンのナザルバエフ大統領、ロシアのプーチン大統領とそれぞれ首脳会談を行った。米国のオバマ大統領、中国の習近平国家主席とも非公式に会談した。

 7日には国賓としてベトナムを訪問。9日に首都ハノイでチュオン・タン・サン国家主席と首脳会談を行い、来年中に高いレベルでの自由貿易協定(FTA)を締結することを目標に、交渉を加速化させることを骨子とした共同声明を採択した。また、ベトナムの原子力発電所の開発をはじめ、エネルギーインフラ事業に韓国企業が参加するさまざまな経済協力策にも合意した。

 10日には南部のホーチミン市を訪問し、現地に進出した韓国企業の視察や企業代表らとの懇談会を行った。同市のレー・タイン・ハイ党委員会書記とレー・ホアン・クアン市長の共同主催による昼食会にも出席し、韓国企業が抱える対ベトナム投資の問題解決を要請した。

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