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井岡一翔、今日V2戦KO明言 3階級へ

計量をパスし、サムアップポーズをとる井岡(撮影・田崎高広)
計量をパスし、サムアップポーズをとる井岡(撮影・田崎高広)

 WBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(24=井岡)が「圧勝KO」で、大みそかのビッグマッチを引き寄せる。同級5位クワンタイ・シスモーゼン(31=タイ)とのV2戦は今日11日にゴング。10日は大阪市内で計量に臨み、同僚のWBA世界ミニマム級王者宮崎亮(25)ら4人とも一発でパスした。同級世界戦3戦連続KOを狙う井岡は「3階級へGOサインが出る内容で勝つ」と、年末に有力視されるフライ級での世界戦を見据えて必勝宣言した。

 王者の眼中に、挑戦者の姿は既になかった。井岡が見据える先は、年の瀬のビッグマッチだ。

 「毎回通過点として考えている。もちろん3階級(制覇)は見据えてる。今回もいい内容で通過できるようにしたい。3階級にGOサインが出る内容で勝たないといけない」。調印式会場で堂々と言い切った。

 陣営も、V2戦後のプランを描いている。時期は3年連続となる大みそか開催が最有力。トレーナーの父一法会長は「今回レベルの高い試合をして、年末か来年にも3階級制覇したい」と明言する。

 1階級上のフライ級での標的は、WBA王者レベコかWBC王者八重樫東。レベコは4度防衛中の安定王者で、八重樫は昨年6月のミニマム級統一戦で倒した相手。いずれにしても注目の一戦になる。

 フライ級へ転級しなかった場合の想定もしている。史上最速4戦目で日本ライトフライ級王座を獲得した20歳の井上尚弥にも興味津々で、一法会長は「井上くんがやってくれればなあ」と希望を口にする。

 夢と期待が膨らむばかりの年末へ、井岡は歩みを止めるつもりはない。前日計量をリミットの48・9キロで一発クリアすると、キウイとバナナを食べ、しじみのスープを飲んで備えた。相手のクワンタイは元WBA世界ミニマム級王者だが「王者のいすは、僕にしか座るスペースがない。悪いけど負けてもらいます」と、強気な態度は崩さない。3試合連続のKO勝利へ、態勢は整った。【木村有三】

 ◆主なルール 採点は10点法でスリーノックダウン制。4回までに偶然のバッティングなどで続行不可能な場合は引き分け。5回以降は採点。バッティングで負傷した場合、故意なら負傷のない選手から2点減点。レフェリーはWBA世界ライトフライ(LF)級戦がエリキ・メロネン(フィンランド)、同ミニマム(M)級戦がラーセン・オウムガー(オランダ)。ジャッジはレイナ・ウルバエズ・アビラ(ベネズエラ)、イグナシオ・ロブレス(パナマ)が両試合を、オウムガーはLF級戦を、メロネンはM級戦を担当。

 [2013年9月11日9時22分 紙面から]

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