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宮崎亮が壇上でメンチ合戦
- 調印式後、シルベストレ（右）とにらみ合う宮崎（撮影・田崎高広）
ＷＢＡ世界ミニマム級王座統一戦（１１日、大阪・ボディーメーカーコロシアム）で対戦する王者宮崎亮（２５＝井岡）と暫定王者ヘスス・シルベストレ（２３＝メキシコ）が１０日、大阪市内で調印式と前日計量に臨んだ。
計量を終えた宮崎が、壇上で相手のシルベストレとにらみ合った。試合の前哨戦となる“メンチ合戦”。「ボクシングですけど、けんかですから。負けないですよ、絶対」。鋭い眼光で闘志にスイッチが入った。
最大の試練、減量を乗り越えた。終盤３日間は家に帰らず、ホテルで寝泊まりして体を絞り込んだ。志願してミニマム級に残って、実現させた王座決定戦。「暫定王者がいて、向こうもベルトを持っているのは男として気にくわない。１つにまとめて、真の王者になります」。正規王者としてのプライドをにじませた。
今回も、高校の同級生でありジム同僚の井岡と同日の世界戦。「一翔とともにしっかり勝って、会場をめちゃくちゃ盛り上げたい」と気力も充実している。年末にライトフライ級での２階級制覇を実現するためにも、最後も勝ってミニマム級を卒業する。
［2013年9月11日9時21分 紙面から］
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