[解説] ● ベクトルは大きさと向きをもつ量です。ベクトル |● ベクトル | |
※正確には横の長さは|a1|,縦の長さは|a2|です(成分が負の数のときがあります)が,三平方の定理を用いて計算するときは2乗するので結果的に絶対値記号がなくても同じになります。 |
● 2点A(a1, a2), B(b1, b2)を結ぶベクトルこれは2点間の距離 AB= |
※この図においても,正確には,横の長さは|b1-a1|,縦の長さは|b2-a2|ですが,経験上,このように正確さを求めて深入りすると半数以上の生徒が「聞こうという意欲をなくす」ようですので,ここでは b1 > a1, b2 > a2 の場合について解説するにとどめます。
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例えば,大きさが3のベクトルを3で割ると,大きさが1のベクトルになります(向きは変わりません)。大きさが5のベクトルを5で割ると大きさ1のベクトルになります(向きは変わりません)。 ● 一般に,ベクトル 大きさ1のベクトルを単位ベクトルといいます。 ※注意 高校には,ベクトルの割り算というものはありません。 |
※向きをいろいろと考えると,大きさ1のベクトル:単位ベクトルは無数にあります。 ※これに対して,x軸,y軸の正の向きの単位ベクトルは特に基本ベクトルと呼ばれます。基本ベクトルは,1つずつしかありません。 |
[要約]● |