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逮捕術全国大会で危険技を禁止9月10日 17時18分
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警察庁は、ことし6月、鹿児島県警の逮捕術の大会中に警察官が死亡した事故が起きたことから、容疑者を取り押さえるための「もろてがり」という技などについて、ことし11月の全国大会で禁止する方針を決めました。
ことし6月、鹿児島県警の逮捕術の大会で、当時20歳の奄美警察署の男性警察官が、相手の両足を抱え上げる「もろてがり」という技をかけられて倒れた際、後頭部を強く打ち3日後に死亡しました。
この事故を受けて、警察庁は、ことし6月、「もろてがり」のほか、頭を強く打つ危険のある「タックル」などについて注意するよう全国の警察本部に通達を出したということです。
警察庁は、さらに11月に行われる逮捕術の全国大会では、この2つの技を使うことを禁止する方針を決めました。
逮捕術は容疑者を取り押さえる技術を学ぶため、全国の警察官が日ごろから訓練に取り組んでおり、安全に配慮しながら実践的な力を身につけることができるかが課題になっています。
警察庁は「技を禁止することが必ずしもよいとは言えない実情があり、競技者のレベルなどに応じ、安全面にも配慮していきたい」としています。
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