イチロー、３戦ぶりに無安打　チームも競り負け

　イチロー外野手（３９）は９日、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に８番右翼でフル出場したが、過去の対戦成績で苦手（１６打数２安打の打率１割２分５厘）とする右腕ティルマンに１三振を含む２打席凡退に終わるなど３打数無安打。３戦ぶりに音無しに終わった。

　チーム全体でも計５安打、ソロ本塁打２発による２得点だけと振るわず、大リーグ公式サイトによると、ジラルディ監督も「今夜の彼（ティルマン）はチェンジアップ、カーブが秀逸。速球もよく動いていた」とお手上げ状態だった。

　エース左腕サバシアは８回途中まで４失点（自責３）と踏ん張りながら、打線の援護を得られず１２敗目（１３勝）。「勝つチャンスはつくれたが、それでも勝てないときがある。これが野球」と話す言葉に悔しさをにじませた。