ダウ平均にゴールドマンとビザ、ナイキ採用－金融関連増える

　　９月10日（ブルームバーグ）：ダウ工業株30種平均 にゴールドマン ・サックス・グループとビザ 、ナイキが加わり、バンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）とヒューレット・パッカード（ＨＰ）、アルコアが除外される。2004年４月以来の大幅な入れ替えとなった。

入れ替えによってダウ平均中の金融関連銘柄は５銘柄となる。資産規模で米５位の銀行であるゴールドマンと電子決済ネットワーク世界最大手ビザが加わるため、ＢＯＡの除外にもかかわらず金融銘柄が増え、影響が増すことになる。他の金融銘柄はＪＰモルガン・チェースとクレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス（アメックス）、保険会社のトラベラーズ。銘柄入れ替えは20日の取引終了後に実施される。

ＢＯＡ は2012年の株価上昇率が109％とダウ平均構成銘柄の中で最大だったが、除外が決まった。

ＢＴＩＧのストラテジスト、ダン・グリーンハウス氏は顧客へのリポートで、「ダウ平均は今までと様相も動きも大きく変わるだろう」と指摘した。ダウ平均は株価によって銘柄の重みが決まるため、「ビザが２番目、ゴールドマンが３番目に重要な銘柄になる」と説明した。

指数を管理するＳ＆Ｐダウ・ジョーンズ・インデックスは株価が最低の３銘柄を構成銘柄から除くことにした。株価による重み付けはアップルやグーグルなど500ドル超の銘柄の採用を阻んでいる。影響が大きくなりすぎるためだ。

ゴールドマンの広報担当マイケル・デュバリー氏は「歴史があり重要なこの指標に加わることは喜ばしい」と電子メールでコメントした。

米銀２位のＢＯＡは12年の上げに加え今年26％上昇しているが、依然として06年11月に付けた高値の54.90ドルから70％以上安い。

昨年の入れ替えではクラフト・フーズに替わって、ユナイテッドヘルス・グループが採用された。

ニューヨーク株式市場でゴールドマン株は3.5％高。ナイキは2.2％高、ビザは3.4％高で終了した。

原題： Dow Jones Industrials to Add Goldman Sachs, Visa, NikeStock (3)（抜粋）

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更新日時: 2013/09/11 06:58 JST