【ニューヨーク=川上穣】「物言う株主」として知られる米著名投資家のカール・アイカーン氏が9日、米IT(情報技術)大手デルの非上場化を阻止する提案を取り下げた。表向きは「敗北」のようにみえるが、デルの投資でアイカーン氏は7000万ドル(約70億円)程度の投資収益が出るとの報道もある。
アイカーン氏はデル創業者によるMBO(経営陣が参加する買収)の実現可能性が高まり、当初の方針を転換した。今後は株主配分の強化を求めてアップルへの圧力を強めていくとの観測も浮上している。
アイカーン氏の攻勢もあり、デル創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)は特別配当や買収金額の引き上げに動いてきた。アイカーン氏は「私がいなければ株主の取り分はもっと減っていた」と指摘。MBOの価格が低すぎるとした自らの主張が、株主に利益をもたらしたと強調した。
マイケル・デル、カール・アイカーン、投資、CEO、アップル、情報技術
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