日本マナー・プロトコール協会の顧問で、宮中の賢所で57年間にわたって宮中祭祀に携わられた高谷朝子様の米寿をお祝いする会が6月17日、明治記念館で開催されました。

当日の朝は生憎の雨模様でしたが、正午には晴天になり、130人もの高谷様を慕う方々が集われて、華やかに、そして和やかに会がスタートいたしました。

発起人は宮内庁掌典の堤公長様や後見人でもある野村隆紹様はじめ高谷様とゆかりの深い方々で、参加された方は内掌典として共に賢所で祭祀にかかわられた方などが多く、御所言葉の響きとととに、終始"雅な雰囲気"が漂っていました。

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私もお祝いの言葉を述べさせていただきましたが、当協会がコーディネイトをし、私が聞き手となってビジネス社より刊行された「宮中賢所物語」の出版にまつわるご紹介をいたしました。「宮中賢所物語」は、これまで一般にはまったく知られることがなかった宮中祭祀が、古の昔より今日まで脈々と受け継がれていることと、それに携わる掌典、内掌典の存在をお知らせすることができ、2006年の発売当初より大変な反響がありました。当協会の10年にわたる活動の中で、この本を世に送り出すことができたことと、高谷様の存在をお知らせできたことが、何より大きな財産であったと思っております。

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高谷様のご健康を心よりお祈り申し上げますとともに、さらなるご長寿を祈念いたします!