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2013年3月28日 (木)

騙されてはいけない557―今起こっている福島原発事故・「ブロックフェンスの構造」

東電の327日に公表した記者会見配布資料「2/28福島県組合長会議のご質問に対する回答について 1.ブロックフェンスの構造について」からです。

「港口部ブロックフェンス」について、その意味がなかなか分かりませんでした。

「大型船舶航行水深確保(港口部必要水深7.3)のため、庇を水平に設置し、ブロック高さを1.5mとして水深7.5(海底部の隙間を考慮)とする」というのは、船の通る上部7.5mはスカスカ?で魚が通れるものなのです。

「ブロックフェンス構造について」の図に水面を記入すると意味が分かるのです。(青色の線は私が入れたものです。東電は“▽±0.0m”しか説明を入れていません。)

構造物の継ぎ目をチェーンで塞ぐなど細かい配慮なのですが、肝心の上部は大型船が通れるもので、いくらでも魚が出入り出来ます。

「やらないよりは、やったほうがまし」というもので、「魚の通過抑制」はその程度の意味です。

それとも、何か私の勘違いでしょうか?

<東電の報告>

港口部ブロックフェンス設置目的について

現在,港口部は2/8~底刺し網を実施していますが,船舶の運航に伴い,網の開閉を実施する必要があります。

このため図の箇所に恒久的な魚の出入りを抑制するフェンス状の構造物(ブロックフェンス)を常設する方向で検討を完了しましたので報告します。

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