(cache) APAX FBP 直接輸出、海外産品の輸入貿易サポート


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   【お知らせ】2013年5月よりAPAX FBP WEB日本語版の記事更新は、毎月第1及び第3月曜日になりました。

鮮魚ニュース
  問われる輸出者としての姿勢-知らなかったでは済まされない
2013年2月18日(月)
最近続けて2件ほどトラブル案件の相談がありましたが、どちらも共通していたのは「回避できたトラブル」であったことです。しかし時既に遅し、一旦輸出し貨物を出荷してからの対応は非常に限られてしまいます。水産業界では多くの企業が昔から輸入に関わっており、会社の規模にかかわらずそれなりの経験もノウハウもあり、そこに輸出話が海外企業からもたらせると"じゃ、やってみようか"となり輸出でわからないところは通関業者に聞いたり、または丸投げして書類まで作って貰っているところもあるようです。輸出のトラブルとしてよくあるパターンは書類の不備により現地で通関ができない、輸出代金が予定通り回収できないというものです。輸入に関しては日本の法律・ルールが適用されますので日々実務に携わっている通関業者の担当者はその手続き等は詳しいです。しかし、輸出となるとそれぞれの仕向国の法律・ルールとなりますので、よく事情もわからないままに貨物を出してしまうと後々トラブルとなるわけです。基本は輸出に関しては輸出者の責任。"うちの乙仲が適当なこと言うからさ~"と責任を通関業者に押しつけてはいけませんよ。

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お問合わせ   
  EU市場への幻想?―EU HACCP認証取得はゴールではなくスターティングポイント
2013年2月12日(火)
このところの水産業界紙には"EU HACCPの認証を急ぐ"ような記事をよく見かけるようになりました。業界としては、農林水産省が後押しし、厚生労働省・自治体による認証手続きを早めてもらいEU HACCPの認証を得て輸出にとりかかりたいとの話です。

しかし、実際にこの認証取得にかかわっていく事業者に「具体的にEUのどの国に売っていく予定ですか?」「価格競争力はどう見てますか?」「現地のマーケットを調べてみましたか?」と尋ねてもあまり明確な目標やプラン、ビジョンを持った返事をいただいたことがありません。

EUという国は存在しません。27カ国の加盟国があり、その中は北欧から南欧、東欧諸国が含まれ、宗教も食文化、所得レベルも異なります。冷凍サバを例に考えてみますと、EU諸国にはノルウエーや地元EU国内で漁獲された大西洋サバ(Scomber scombrus)が潤沢に出回っています。しかも域内はトラック輸送が可能です。一方、もし日本からEUへ輸出するとなると少なくとも4、5千ドル/40’コンテナ前後の海上運賃がかかります。日本産のサバはマサバでも一部の時期を除けば脂質でも遥かに劣ります。日本産としての規格もまだ企業によりバラバラで揃っていません。秋サケもしかりで、ロシア産、北米産のチャム(白鮭)など他国との競争もあります。

すっぽりと忘れられている感じがします、マーケティングと現地市場での競争。何かと制度や港湾、工場の整備などハードの話ばかりが出てますが、そろそろ真剣に商売をする議論が起こっても良いのではないでしょうか?

もちろんEU HACCP認証が取れなければスタートラインには立てませんし、EU HACCP認証はアジアなど他の地域へ販売する際も一定の信用にもなります。しかしかとEU HACCP認証があると言ってプレミアが支払われることはありません。EUのバイヤーにとっては保健所の営業許可程度の存在です。

国境を越えて商品が動くEUのバイヤー、激しい競争を日々重ねており、そんなにやさしい人ばかりではありませんからね。EUに輸出するのであれば、競争力ある商品とロジスティックのアレンジ、更に現地バイヤーとのネットワークとタフな交渉力、契約をまとめ上げる力も必要なことを忘れてはならないのです。

【写真はイメージで本文とは関係ありません】
お問合わせ   
  冷凍サバ輸出に閉塞感-円安の効果は期待薄
2013年1月28日(月)
自民党が政権を取り戻して以来、為替レートは円高から円安に転じて今では90円/USがらみとなりました。ちょうど去年の11月頃からガーナなど西アフリカ向けの冷凍サバの引き合いが強くなっていたことはここでも既に書いてましたが、たぶん今週水曜日に財務省から発表される貿易統計にも同地区向けの数字が大きく伸張して出ることでしょう。特に1月からの海上運賃値上げもあって各社大急ぎで年末までに積み出したはずです。11月中旬に銚子で大獲れして積みあがった在庫もそのおかけで一気にはけました。しかし年明け後は円安による輸出向けの期待感もあってか、既に脂も落ちてしまっていたマサバに高値がついて輸出圏外となり、安手のゴマサバも無しとなって西アフリカ向けはせっかく盛り上がりを見せていたものの、一過性の騒ぎで終わってしまいそうです。為替が円安になっても、浜値が数十円も上がっては輸出は無理。昨年の今頃同じく盛り上がりを見せていたカナダのカニ漁用餌向けの冷凍サバ輸出も昨年12月にカナダ政府が新たに証明書を求めるようになって、こちらも失速しそうな雰囲気。世間ではアベノミクスとか言いながら浮かれ気味ですが、常に現実とむき合う現場はそう暢気にやってられません。そうこうしているうちに銚子でのサバ漁も中断した様子、まあ熱さましにはちょうど良いかもしれません。

お問合わせ   
  地元の浜から冷凍サバを世界に輸出しましょう!
2013年1月14日(月)
まだ確定してませんが、2012年の世界に向けた日本の冷凍サバ輸出数量は約10万トンに達する見込みです。放射能の風評被害やら煩雑になった貿易手続き、11月頃まで続いていた超円高を考えれば大健闘と言える数字です、すばらしいですね!それだけ日本のサバへの需要が高いということですが、サバは全国で水揚げされているものの輸出に関しては主だった産地は関東の銚子/波崎と旭地区でその半数以上、そして三重県の津、九州の松浦、唐津、そして枕崎とわずかです。三陸宮古・大船渡・石巻はまだ復興途上ですが頑張ってます。でももっといろんな漁港からも出て欲しいところです。通常輸出するには40フィートコンテナに24トンは積まないと採算に問題が出ますが、1回の水揚げで2~3トンでも生産できれば時化や休漁があっても月1コンテナは出せることになります。年間約300トン、小さな漁港からのスタートには悪くないですね。必要な設備は選別機と冷凍機・冷蔵庫、そして最も大切な"やる気"です。主要輸出港に遠いロケーションは不利ですが、浜値が安い時に集めて生産しておけばその分のコストは吸収できます。しっかりした選別ときちんとした凍結がされていればチャンスはあるのです。サイズは最も一般的な300-500g(平均380-400g)、箱は15kgが良いでしょう。どうでしょう、新たな選択肢としての輸出を検討してみませんか?

世界があなたの漁港の水揚げに注目しています!

お問合わせ   
  2013年APAX 3つの目標を設定しました!
2013年1月05日(土)
本日より中央市場が開市となり新しい1年が本格スタートしました。
APAXでは変動の激しい流動的な業界内で更に積極的な事業展開を進めるために次の目標を設定しました。

従来の貿易コンサルティング業務以外に次の事業の開発、拡充を目指します。

◆地方漁港における企業や団体向けの"お気軽貿易"講演
 特に若手を対象に自社や自分で取り組む海外事業の楽しさを伝えます。

◆自社取組の輸入業務
 空輸便を利用した生鮮商品の輸入業務

◆冷凍水産物の国内卸売販売
 貿易事業で全国に広がったネットワークを利用して得意の青物
 を中心とした商品を積極販売します。

本年も宜しくお願い致します。

***お気軽貿易―魚もナットク貿易用語は水産経済新聞にて毎月下旬に連載中です。

お問合わせ   
  2013年1月個別"お気軽貿易講座"始めます!
2012年12月25日(火)
㈱APAXではこれまで水産貿易に関する基礎講座などを会場を用意して開催してきましたが、忙しい上に時間的に制約の多いこの業界では特定の日どりで人を集めるのが大変困難で、そこが開催継続の最大ネックとなっていました。ここにきて円安傾向となり、船便だけではなく空輸便など小規模事業者でも比較的取組がしやすい貿易事業への取組に関する問い合わせが非常に増えてきました。

そこで17時以降の時間帯を利用して、夜に個別対応で貿易講座を来年1月より開始します。

1回2名まで2時間を目処に水産業界関係者、周辺業者や輸出で港おこし、街おこしを推進される地方自治体や団体関係者などを対象に"自社で取り組むすぐに始められる貿易"をFACE TO FACEで詳しく解説します。

場所:㈱APAX事務所内 東京都中央区銀座2-12-11
時間帯:平日17時~21時の間の2時間
料金:5000円(税込)/一人(要アポイント)

*土曜日、日曜日、祭日の日中も別途対応します。

お気軽貿易講座へのお問い合わせは㈱APAX 03-6228-4370まで。




お問合わせ   
  海外向けの輸出手続きは最後の追い込み!
2012年12月17日(月)
いよいよ12月も下旬に入り、周囲も慌ただしくなってきました。我々輸出屋も最後の追い込みで、交渉中のものについては一両日中の成約を目指して動いています。それというのも今月は22日(土)から24日(月)まで3連休となっており、実質的にコンテナを工場や倉庫から出荷できるのは今週が最後だからです。もちろんクリスマスの連休が明けてもまだ正月休みまでは数日営業日がありますが、船積み書類の手配やら輸出用の検査、決済等を考えると最後の週の出荷は厳しいものがあります。輸出は特に海外からの代金回収が完了するまで気を抜けませんので、そういう意味では年を越えてしまう手続きは実務担当者としては避けたいところ。
とは言いながらも、やはり思った通りにはならず例年年末ぎりぎりまでやってしまいますね。

【お知らせ】次回、水産経済新聞連載中の"魚もナットク"貿易用語解説④は12月27日(木)に掲載予定です。貿易用語をわかりやすく面白く解説しています。どうぞお楽しみに!

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  10月の貿易統計から―存在感がで出てきた西アフリカ向け冷凍サバ輸出
2012年12月03日(月)
先月29日に財務省から発表された統計によりますと、10月度の冷凍サバ輸出の総数は9,715トン、まずまずの数字です。その中で目にとまったのは全体の約1/3の数量を占め、先週も話題に取り上げた西アフリカ向けです。ガーナ向けの2,285トン、コートジボアール664トン、べナン125トン、そして海が無い内陸の国ブルキナファソにまで497トンが輸出されているではないですか、これは面白い!全て横浜港から出ていましたので、銚子・波崎産が向かったものと見ています。

かつて冷凍サバ輸出が最も数量を伸ばした2006-2007年頃には西アフリカ向けはナイジェリア向けがメインでしたが、同国は現在311の影響で日本からの輸入を止めており数字はゼロ、その分昨年秋頃からガーナが出てきました。かつてナンバーワンだったエジプト向けは、未だに低迷し続けている中で伸びていく西アフリカのマーケット、年明け後はフレートが値上がりするとの話もあり、この12月も引き続き輸出ラッシュが続きそうです。

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  西アフリカ向け冷凍サバ輸出はどう?
2012年11月26日(月)
このところ西アフリカ向けの冷凍サバの引き合いが各地から入っています。特に欧州をベースにしたトレーダーからは連日オファーが欲しいとの連絡が入っておりかなり熱が入っているのを感じますが、どうも値段が渋い。500トンだ、1000トンだと数量では大型商談ですが遠いかの地の相場はなかなか日本からではわかりにくいところです。先週の銚子での大量水揚げのニュースも世界に伝わっており"そんなに揚がったのであればメチャメチャ安く買えるだろう"という期待感が大きいようです。現実的に高値もあれば安値もあり、マサバ主体、ゴマ主体のロットもあって、しかも各社冷凍生産が追いつかなくてパン缶に落としてしまったところもありカートン入りできちっと輸出用に作られた製品は思ったほどではないと見ています。ちなみに9月の貿易統計ではガーナ向けについてはFOB価格は@86/KG、浜のブローカーと商社の取り分を考慮しても@70円台後半が一つの指標でしょうか。アジアに目を向ければベトナムなどもこれからテト(旧正月)に向けて需要期に入る為に、そんなに無理して西アフリカ向けにしなくてもいい気がします。ただ各社各様の懐事情、蔵事情がありますから、これから年末までの年内の動きに注目です。

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  銚子―浜も相場も狂わせる常軌を逸したサバの大量水揚げ
2012年11月19日(月)
このところコンスタントなサバの水揚げが続いていた常磐沖での巻き網船によるサバ漁ですが、先週は14日に6千トン、17日には7千6百トンもの水揚げが銚子漁港だけでありました。一週間で約1.4万トン近い水揚げです。銚子・波崎地区は日本でも、そして世界的にみても大量の水揚げを支える水産設備が整っていますが、いくらなんでもこの数量は多すぎです。市場でも冷凍工場でもサバが溢れてしまいました。他の地区だったらすぐ余剰分はフィッシュミール行きだったところを何とか受け止めた銚子・波崎の底力はさすがですが、結果として本来きちんと選別してカートン入りとすれば良い値段がついたはずのものが多くの業者では生産が追いつかないために付加価値の低いパン缶凍結されたのが実態です。また一日では処理できず"留め"も出たようです。何故浜のキャパを越えた数量を獲ってしまうのか? 我々輸出者としては売る商品が潤沢にあるということは有りがたいことではありますが、この資源も水揚げ後の後先も考えない巻き網船団の漁労に対する姿勢には甚だ疑問を感じる次第です。カツオや秋刀魚が獲れない時は他国が沖獲りしているからと非難する日本、それが自分達となると獲れるだけ獲れのこの始末ですから呆れます。で、今度不漁の時がきたら"これでは食えない"と世間に援助を求めるのでしょうかね?"明日のことはわからねえから今獲れるだけ獲る"ニッポン巻き網船団おそるべしです。

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