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   【お知らせ】2013年5月よりAPAX FBP WEB日本語版の記事更新は、毎月第1及び第3月曜日になりました。

鮮魚ニュース
  やる気があればできる!地方からの冷凍魚輸出  -New-
2013年9月09日(月)
このところ時間があれば地方の漁港を回ったり、都内の会合などで地方の漁業・水産関係者と頻繁に会ってます。そこで海外市場に向けた国産魚(主にサバ、イワシなどの青物)の話をするとみなさん目を輝かせてじっくり聴いてこられます。どんなに辺鄙な地域の方でも、扱い規模が小さくても「そのうち日本国内だけの販売ではやっていけなくなる」という共通の危機感をお持ちだからでしょう。
確かに事情を聞いみると魚は獲れても設備面ではなかなか難しいというところはあります。具体的には凍結設備が無い、選別設備が無い、保管する倉庫が無い、など。しかし実際に現場を見て回ると実際には凍結機も選別機も倉庫もだいたいどこの浜にもあります。
理想の規模、状態ではないにしても実際は「無い」ではなく「有る」のです(笑)例えば1回の水揚げで5トン凍結すれば5回繰り返せば40’コンテナに積める約25トンとなり、これで毎月1コンテナ出荷すれば年間300トンは小さな港からでも出せます。
300トン出せるようになったら次は600トン、1000トンを目指す。もちろん浜の漁獲高にもよりますが、多くの日本の浜ではこれを多く上回る数量を単に餌用としてパン缶で凍結して養殖用途として出荷しているのが実態ではないでしょうか。
必要なのは"やる気"。地方に行くほど昔からのやり方を"変えたくない""新しいことはやりたくない"という声が強いですが、この流れを変えるリーダーシップが取れれば、次のステージへ進めるでしょう。

輸出事業にご興味がある方はお気軽にAPAXまでお問い合わせください。

【写真上】ソウダガツオ―数年前までは国内では節原料以外には見向きもされなかった魚種、今ではアジアから強い引合いがあります。

お問合わせ   
  続報②ー混乱続くエジプト情勢-冷凍サバ輸出に深刻な影響  -New-
2013年8月27日(火)
エジプトの混乱の行方が見えない。モルシ派のバリケードを武力を使って排除した実質の軍事新政権、しかしそれに反対する市民の活動はいまだ収まらずエジプト全土が緊張に包まれたままです。
エジプト向けの冷凍サバの輸出については船便についてはスケジュール通りの運航が続いていますが、輸出事業の流れは大幅に乱れておりリスクを懸念する商社の一部は出荷を当面見送っている情報もあります。
"船が順調に動いているのなら出せるのでは?"との質問を何度か受けましたが、輸出事業は商品を"出すだけ"ではありません。一つの物とお金の循環した流れが必要となります。
重大な懸念事項は2点、商品のエジプト港到着後の国内物流と決済です。通常日本とエジプト間の決済通貨は米ドルが使われており現地の通貨(エジプト・ポンド)ではありません。現地関係者からの報告によると、現在エジプト国内の銀行は営業時間を数時間に短縮して営業、その分多くの決済処理に遅れが発生している模様です。つまり現地輸入者が日本の輸出者に送金手配をしようとしても処理が停滞、それが支払い遅延にもなりかねない状態。しかも国際間で書類を現地に送るクーリエも一部でサービスが停止されているとの話もあり、これではL/Cによる決済にも影響が出ます。更にこの内乱による治安悪化によりこれまで多くの米ドルを現地に持ち込んでいた海外から"ドルを持ち込む"観光客が激減、すなわち市中に出回る米ドルが少なくなり調達も難しくなっているとの事。決済無くして健全な輸出は不可能です。

まだまだ目が離せないエジプト情勢です。

***今回は業務の都合でニュースの掲載が1日遅れました。お詫び致します。次回更新は9月9日(月)を予定しています。

お問合わせ   
  日本産水産物輸出―世界に広がり続けるマーケット  -New-
2013年8月12日(月)
「輸出は儲かりますか?」と唐突に質問されることがあります。いつも苦笑しながら「輸出と言ってもいろいろありますから...」と答えていますが、実際魚種やビジネスの形態によりマーケットから異なります。水産物輸出の場合、大きくはリーファーコンテナを利用した冷凍魚としての輸出と航空機を利用した鮮魚の空輸による輸出に大別されます。コンテナはサバやイワシ、サンマ、など多獲性魚種の輸出に利用されマーケットは東南アジアやアフリカなどの庶民・低所得者を対象としたものです。よって価格に敏感であり円高や不漁などの要因で高くなり過ぎるとすぐ動きが悪くなり、逆に安くなった時はマーケットの裾野が広いだけに爆発的に売れていきます。冷凍サバで言えばエジプトや西アフリカ向けが特に顕著な動きをします。(冷凍ホタテなど欧米・中国向けの高級商材としてのコンテナ利用の輸出もあります。)

一方、航空機を利用した鮮魚の空輸便ですが、こちらはそもそも非常にコスト的に高くつきますので必然的にマーケットは海外大都市の高所得者層になります。つまり"何でもいいから美味しいのを持ってきて"みたいなところがあります。地域的には鮮度を保った状態でのデリバリーが可能な地域となりますので主にアジアの大都市に限られます。(注)中国本土向けについては通関等の問題で取引量は一般の期待に反して少ない―もちろん空輸便も現地のレストラン間に熾烈な競争もあるので"安く"という要望も多くありますが贅沢な市場であることには変わりありません。

このように単に「輸出」といっても様々なシチュエーションがありひとくくりでは言えませんが、どんなに為替が変動しても未だに放射能検査が義務付けられても日本の魚を求める引合いが止まることはありません。日本は70年代後半頃から水産物輸入国となり現在では無数の企業がその輸入事業に関わっていますが、一方、国内市場がこれまであまりに巨大であり続けたので輸出については殆ど取り組まれてきませんでした。火が付いてきたのはここ10年以内の話です。人口が減り魚食普及が叫ばれる日本とは対照的に海外では日本食が大ブームとなり更に人口も魚食も途上国と中心に増える一方なのはテレビや新聞で報道されている通りです。

こういう状況なので最初の質問に戻れば適切な答えは「今から取り組めば儲かる可能性は十分あります。」となるのかも知れません。

ひとつだけ確かな事は輸出事業も国内事業と同じくリスクはあります。商習慣の違いがよく言われますが、商売の原則はどの国でも同じです。肝要なのは相手と現地のマーケットを知った上で仕組みを組み立てることです。

●海外向け輸出事業に興味がありますか?
事業構築までのステップは実績豊富なAPAXまでお気軽にお問い合わせください。電話(03)6228-4370 受付時間10:00-17:00

●水産経済新聞にて毎月月末貿易コラム掲載中です。

【ご注意】
輸出先、原料仕入先等の紹介は原則致しておりません。また個別の輸出実務の説明等は輸出サポート契約後となり、
電話でのお問い合わせではお答えできません。

***次回更新は8月26日(月)の予定です。

 

お問合わせ   
  続報①―エジプト向け冷凍サバ輸出、軍の強硬策で混乱極める  -New-
2013年7月29日(月)
一時はやや落ち着きを見せるかと思われたエジプト情勢、先週から更にデモに対する軍当局の取締りが強化される中、圧力下にあったモルシ派のデモも民主主義を守れという声にのり再び力をつけてきて大規模な衝突に発展、先週土曜日には100名を超える死傷者が出た模様です。モルシ派及び中立の立場をとるエジプト国民としては軍が実質国を動かすようでは、長く続いたムバラク独裁政権時代と同じではないかという強い懸念があるようです。このところ現地輸入者から伝えれらる内容も緊迫感が増してきて"どうなるかわからない"としか言いようがない様子で、特に懸念されるのがリビアなどから流入してくる武器がモルシ派、反モルシ派双方に渡ってしまいこれまで実弾の使用を否定してきた軍もいよいよ本格制圧に入るとシリアのような内戦化してしまうのではないかという懸念です。今のところ主要港は通常の機能を維持して稼働していますが、各地に道路封鎖、チェックポイントが出来ている様子です。

まもなくラマダンも終わりますが、この様な中で多くの日本の輸出者も一時的に輸出を見合わせている情報もあり、国内市況への影響は避けられないものと思われます。

【写真上】エジプトに向けて出荷される冷凍サバを積んだコンテナ

***次回更新は8月12日(月)の予定です。

お問合わせ   
  しばらくサバが途切れる銚子ー輸出用300-500Gに不足感
2013年7月16日(火)
今月初旬に600トン強が揚がって以来、銚子漁港ではまとまった数量のサバの水揚げはありません。少ない日は数トン、多くても100トンを超える日はなく、カタクチイワシやアジ、マイワシなどに代わっています。そのはずサバの魚影は銚子・常磐沖からは消えており既に北上した模様、それに合わせてサバを獲っていた船団も北上して八戸沖でのイカ漁に20日頃から入るようです。
春先から円安の追い風と浜高にもまれながらもエジプト向けを中心に輸出が続いていた銚子産の冷凍サバですが、ここにきて各社売れ筋の300-500Gはほぼ売切れ状態、新規で入ってきている王欧州系ブローカーからのアフリカ向け輸出にも玉が集まりにくい状態。4-5月頃に生産されたマサバの400-600Gサイズはまだ残っているようですが、こちらは脂も無い時期のもので浜値も異常に高かったために停滞気味、しばらく売り手と買い手の駆け引きが続きそうです。 秋に向けて脂を蓄えて再び常磐・銚子沖にサバの群が現れえるのが楽しみです。

***次回更新は7月29日(月)の予定です。

お問合わせ   
  国産冷凍サバのエジプト向け輸出最新事情
2013年7月1日(月)
先日財務省より発表された貿易統計によると5月の冷凍サバ輸出の総数は12,832トン、4月の13,092トンより僅かに減ってしまいましたがエジプト向けは逆に4月の4,483トンから千トン以上増えて5,647トンを記録、2位のタイ向けが2,164トン、3位のベトナム向けが1,874トンですから、この2、3位の合計より更に多いダントツ1位、かつて東日本大震災前のレベルに戻りつつあるように見えます。(過去エジプト向けの最高は2010年11月の7,669トン!)

ところがここにきて現地ではアラブの春の後で誕生したイスラム原理主義(イスラム同胞団)のモルシ政権への不満が爆発しカイロ他各地でデモが発生、そして遂にアレキサンドリアでは死者まで出る暴動に発展してしまい、今でもデモは続いています。一部の報道では、規模は全国で100万人にも及ぶとのこと。

円安に後押しされながら3月の規制緩和後順調に回復していたエジプト向け輸出ですが、5月下旬からの急激な円高への方向転換、その後の市場の乱高下と現地市況の低迷から日本からの輸出事情もやや不安定な状態になっていたところにこの混乱です。

いまこうしている間にも多くのコンテナがアレキサンドリアやダミエッタなどの港に到着しているはずですが、そこからカイロなどの大消費地への輸送が順調に進められるかエジプトの輸入業者からも懸念の声が伝わってきています。多くの水産物を海外からの輸入に頼っているエジプト、どうなるのでしょう。

7月9日からは1カ月間のラマダンが始まります。

今後の現地の動向に注目です。

***次回更新は7月16日(火)の予定です。

【写真上】エジプトにコンスタントに輸出されている冷凍ゴマサバ(銚子産)

お問合わせ   
  急激な円高に驚愕!冷や水をかぶせられた東南アジア向け冷凍イワシ輸出
2013年6月17日(月)
5月の上旬にその前から続いていた円安傾向に更に拍車がかかり、ドル円為替相場はついに心理的抵抗線となていた1ドル100円を突破しました。それにつられて株価も高騰、このまま110円をトライするのかとも見られていた矢先、5月22日の103円台を頂点として、その後のドル円為替相場は一気に反転し先週金曜日の6月14日には一時的に93円台になりました。
僅か3週間程度でドルは10%近くも円に対して下落した形となったのです。この間も順調に続いていた銚子沖のマイワシ漁、その大半が東南アジアの向け缶詰原料用の輸出に回っていただけに、商社担当者間に激震が走りました。

通常、ドルベースで輸出成約した場合は、その時のレートをベースに為替予約が実行されるのが普通ですので、事前の予約=ドル売りによりこの急激な変動をかわしたところもあるでしょうが、もしドルのままで更なる円安を見越して流していたら大変な為替差損が出たことになります。実際、マイワシと共に輸出比率の大きいサバなどの浜値にも変化が出てきました。元々従来の相場観からすると考えられないほどの高値で推移していたマイワシやサバですが、加熱し過ぎた雰囲気も一気に冷や水をかぶせられ、そのせいか先日訪れた銚子漁港もたまたま申し合わせいよる巻き網船休漁だったこともあり、異様な程の静けさを感じました。

***次回更新は7月01日(月)の予定です。

お問合わせ   
  海外の日本料理店にもピッタリ!船上一尾凍結スルメイカ
2013年6月3日(月)
今朝のNHK朝7時のニュースで函館に上がったスルメイカの初セリの様子が取り上げられていました。いよいよスルメイカ、夏といえばスルメイカの季節ですね!これから鮮魚店やスーパーには茶褐色をした鮮度の良いスルメイカが並びます。ところが海外の地域によってはなかなか鮮度の良いイカは手に入り難いものです。特に刺身でも使えるような高鮮度のものは。そこでオススメがこの日本海近海産の船上一尾凍結スルメイカです。
漁獲されたその船の上ですぐ凍結されますので鮮度は抜群、しっかりした身は解凍して刺身にしても甘く美味しくいただける優れものです。しかも一尾一尾丁寧に足も折り曲げて凍結されていますので、必要な時に必要な尾数だけ解凍して使える高い利便性、コンパクトな8KG箱入りで海外の日本料理店には最適商品です。(国により日本からの輸出が困難な場合があります。)

規格は次の通り(尾数/8KG箱)

16-20   26-30
21-22   31-35
23-25   36-40

海外向けお問い合わせはAPAXまでお気軽にどうぞ。

***次回更新は6月17日(月)の予定です。

お問合わせ   
  銚子マイワシ漁本格化―輸出の向け先は?
2013年5月20日(月)
今年3月下旬より水揚げ数量が伸びてきた銚子のマイワシ漁、この2ヶ月位で銚子漁港だけで2万トンを超える量が揚がってます。18日土曜日も1200トン程の中羽イワシがサバ、カタクチイワシとの混じりの状態で揚がり第二市場の前にはダンべを積んだトラックがズラリと並んで浜に活気が感じられました。(品質的にはサバとの混獲はマイワシの身が痛むのが難点!)

このところ日本海側も含めてマイワシ漁は良好、円安と海外における缶詰需要とが重なって冷凍ブロックにされたものは次々に輸出に回っています、しかもほぼ一カ国に集中して。

マイワシの向け先は"世界の水産缶詰工場"とも言われるタイです。貿易統計によると今年3月に銚子・波崎産のマイワシでは東京から積みだされた2,533トンのうち、84%の2,129トンがタイ向けでした。全国ベースでも総数量7,405トンのうち81%の6,030トンがタイ向けに輸出されています。

実は製品価格(FOBベース)的には昨年同期比で@約10円/㌔も値上がりしているのですが、それでも円安の助けで輸出が可能となっています。一方国内の養殖業者はしんどいでしょうね、輸入品も円安で値上がり、国産は浜値高のダブルパンチ。

これから入梅イワシと呼ばれる脂の乗った旬に入るマイワシ漁、今後の動向が注目されます。

冷凍マイワシ―輸出用、国内缶詰用をお探しですか?

APAXまでお問い合わせ下さい。電話(03)6228-4370

***次回更新は6月3日(月)の予定です。




お問合わせ   
  水産輸出事業-3月の貿易統計から読めるもの
2013年5月7日(火)
GWの連休前に財務省から発表された貿易統計によりますと2013年3月の日本からの冷凍サバの輸出数量は全国合計で14,352トンと急伸しました。昨年は一年間で合計104,161トンが輸出され、月間の輸出数量が1万トン超えだったのは2月、2月、11月の3回、それぞれ1万トンを僅かに超えた数量でしたが、この3月は前月2月の10,600トンから40%増しとなったわけです。
昨年秋の自民党安倍新政権発足以来続く円安基調が追い風になったのは間違いありません。それによりガーナなど本来価格的に難しかった地域への輸出もかろうじて継続できるようになり年明け後も失速することなく数量を伸ばしてます。(年明け後西アフリカ向けは大失速と考えた私の当初の予想は外れました。)また今年3月からハードルが下がったエジプト向けについてもスロースタートながらも全体の数量増には寄与しています。中でも注目されるのが三重県津産が主体となる名古屋・四日市税関からの輸出数量2,945トンと松浦・唐津産が主体となる博多・門司税関からの輸出数量3,813トンです。この二箇所からの輸出合計数量6,758トンは全体数量の47%、つまり約半分を占めるに至りました。

311以前は若干の変化はありましたが大まかには銚子・波崎など関東産が約60%、三陸産が約20%、その他が九州や山陰地区というイメージでしたが、この間に放射能規制がかかった関東地域を避けて、輸出者が主にこの三重、九州地区で活発に買付けシェアを伸ばし、またこの地区のサプライヤーも増産したことが数字で裏づけられています。

4月に入り豊漁の間に時化の日が続いて水揚げが安定せずかつてない浜高を経験している銚子・波崎地区、5月の連休後の動きが更に注目されます。

お問合わせ   
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