キャスター(Fate)

登録日 :2009/06/28(日) 18:18:00
更新日 : 2013/09/02 Mon 00:39:38
所要時間 :約 7 分で読めます




Fate/stay nightに登場する第五次聖杯戦争の魔術師のサーヴァント


声優:田中敦子
身長:163cm
体重:51kg
3サイズ:B82/W57/H84
誕生日:不明
血液型:不明
イメージカラー:紫
特技:奸計、模型作り
好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女
苦手なもの:筋肉ダルマ
天敵:バーサーカー(Fate)
属性:中立・悪

パラメータ
筋力E
耐久D
敏捷C
魔力A+
幸運B
宝具C

クラス別能力
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利の陣地を作り上げる。
工房を上回る「神殿」を作成出来る。

道具作成:A
魔力を帯びた道具を作成出来る。擬似的ながら不死の薬をも作れる。

保有スキル
高速神言:A
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
通常なら1分は懸かる大魔術すら一工程(1秒以下)で発動可能。

金羊の皮:EX
竜の召喚術がないため意味はない。何かの精霊が付いてるらしい(ホロマテによると彼女の弟らしき存在の模様)

女性の英霊で、戦闘能力において全サーヴァント中最弱とも言われており、策謀と知略を巡らして優勝を狙う。

柳桐寺に神殿を作り上げ、ガス事件を装い街中の人々から生命力を吸い上げて大量の魔力を神殿に溜め込んでいる。
普段はフード姿で悪役的ボジションだが、凛ルートで彼女の素顔と本心を知ってやられたプレーヤーは数知れず。

ちなみに、アニメでもしっかり素顔を晒した。
尚、「エルフ耳」と呼ばれる長い耳で、ぴこぴこ動く(ホロウより)。 

ネタバレ





















真名はギリシャ神話に登場する『裏切りの魔女』の異名を持つメディア。
宝具は「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
マスターは葛木宗一郎であり、同時に彼女自身がアサシン(Fate)のマスターである。

神代の魔術師だけに魔術の腕前は桁違いで世界に数人といない魔法使いを凌ぐとされ、現代最高の魔術師すら上回る最も優れた魔術師と言われている。

神代の言語「高速神言」により、通常は詠唱に数十秒かかる大魔術ですら彼女は一工程で発動させる。

実は本人の魔力生成量はそれほど多くないため、能力を最大に発揮するには陣地を作成し、魔力を蓄える必要がある。
柳桐寺をスキル「陣地作成」によって神殿と化して、優れた地脈を誇る土地を利用して人々から莫大な魔力を吸収し、神殿内に貯蔵している。
その魔力量は全サーヴァントと契約しても余裕で維持出来ると称する程。
更に自らがサーヴァントにも関わらず、アサシンを召喚するという反則技を行い、門番として設置(コンマテによると実は本来アサシンを呼び出す予定のマスターは別に存在していたらしいが、物語開始時に彼女がそのマスターを発見し殺害したという。)
そして自然霊以外の霊を遠ざける柳桐寺の結界とキャスターが貼った結界においてアサシンへの遠距離攻撃の威力を大きく削ぐなどの強化を施している。
その攻略難易度から要塞とも称されるレベルにまで至っている。


以下、作中使用した魔術。
  • 魔力弾
Aランク(建物半壊級)の魔力弾の連発。
  • 盾(マルゴス)
魔術による鏡のような盾。ヘラクレスの肉体に匹敵する頑丈さを誇る。
  • 空中浮遊
自在に飛び回る
  • 空間固定
対象の動きを固定する。
  • 空間転移
瞬間移動。魔法の領域とされる。
  • 竜牙兵
大量に作り出す雑兵。人間の達人を軽く殺せるぐらいには強い。
  • 強化魔術
最高難易度とされる他者の強化も行える。


現代において、神代でも屈指の魔術師であったキャスターの腕前は、現代の五人の魔法使いすら超える最高峰の魔術師であり、魔法レベルの魔術すら平然と使いこなす最早規格外の存在である。
魔術協会で最高位である王冠(グランド)に匹敵する魔術の腕前を誇るシエルでも
戦った場合の勝敗は「そりゃあキャスターです」
とハッキリと明言されている(但し、教会の秘跡を借りて第七聖典で撃ち込むという過程を得れば話が変わるらしい)。
また「本気になったキャス子には、某蒼崎も敵うまい」とも発言されている(この蒼崎は姉妹両方とも含まれるとfesで語られている)。
その実力は現代最強クラスの魔術師すらも凌駕すると明言されており、こと魔術戦において彼女に勝てる『魔術師』は現代には存在しないとの事。

適正がないのか固有結界は使えないが、その超絶の技量ゆえに莫大な時間と費用を掛ければ小さい魔術と大きい魔術を綿密に積み重ねる事で同規模の異界を作り上げることが可能。
魔法使い以上の魔術師で、魔法レベルの魔術も使いまくれるが、彼女は現代の五つの魔法(TYPE-MOON)とは相容れないため、体得はできないとのこと。
それゆえに魔術師として扱われる。

難易度が高いとされる他者への強化魔術を行う事も可能。
他にも凛の放った建造物崩壊級のAランク魔術を苦もなくローブで吸収・無効化してみせた。

また葛木に本来は令呪はないのだが、彼女の手にかかれば聖杯から解析して擬似令呪を作成する事も可能らしい。

更にこの世全ての悪に汚染され、既に破壊にしか使いようがない聖杯も、彼女程の魔術師なら願望実現機として問題なく扱える。
格ゲーではコレで葛木を蘇生させた。


だが、これだけ規格外の性能でありながら、サーヴァント達には、かつて魔法が当たり前に跋扈していた神代の戦場を戦い抜いた、強力な対魔力や魔術への対応力を有する英霊がゴロゴロいるため、Aランク魔術といえ正面から放ってはサーヴァント相手にはさほど有効ではなく非常に不利と言える。
事実アーチャー(Fate)との闘いでは彼に数十にも及ぶAランクの魔力弾を放っていたが悉く弾かれていた。

上記の事情から魔術師としては最高峰のこのキャスターですら第五次聖杯戦争におけるサーヴァント最弱或いは最弱手前と評されている。


キャスターというクラスの特性上「自身の工房内での防戦に限定すればサーヴァント随一」という聖杯戦争の常識通り、上記の神殿内であれば、彼女曰くセイバー(Fate)バーサーカー(Fate)以外には負けないと豪語している。

実際作中でも、空間転移か固有時制御と思しき魔法レベルの魔術や、灰の花嫁(ヘカティック・グライアー)も悠々と連発してのけた。
が、それでも圧倒的優位には届かない。
また、が非常に多いが、そもそも、やウェイバー・ベルベットらも言及しているように「キャスターが構築した陣地内での交戦は避ける」のは冬木の聖杯戦争では定石。
好き好んでキャスターの神殿に飛び込んでくれる酔狂な輩なぞそうそう居ない。
作中には幾らかアホの子が居たけど。

そのため、神殿外では基本的に大量の竜牙兵による囮と不意打ちも絡めた破戒すべき全ての符でサーヴァントの強奪作戦、マスターを人質に自身の陣地に敵を誘い込む、といった搦め手を行っている。


また、仮にキャスターに竜召喚スキルがあってコルキスの竜を召喚出来た場合、コンマテⅢにて作者曰く、
「五次最弱手前から中堅レベルくらいには上がると思う。…けどコルキスの竜は竜種の中では弱いからな~」
とのこと。竜種の時点で幻想種といわれる生物の中でも最高位に位置するのだが、上位陣を突破するのはやはり困難を極めるらしい…。
これは歴代最高峰とされる五次メンバーが標準よりも強すぎる所為だが、最弱からこの面子でも中堅レベルにはなれる時点で、戦術の選択肢が大幅に増えて、かなりの戦力増強にはなる。


不利要素が非常に多いが、彼女自身の欠点は、魔術の腕前は現代の魔術師全てを上回る反面、肉弾戦は極端に弱く八極拳を習っていたとはいえ人間の凛にフルボッコにされる程度であること。
生粋の魔術師であるキャスターに肉弾戦をしろというのも無茶苦茶だが…
尤もコレは凛が人間にすぎない点や彼女の「魔術師が肉弾戦など有り得ない」といった油断を突いたから行えた例で、セイバーやアーチャー相手には空間移動してキッチリ回避して対処する。
そもそも彼女の生きた時代には魔術師が肉弾戦をやるという発想自体が存在しないものだったようで、ホロウでもまさか魔術師が肉弾戦を挑んでくるなんて思わなかったと述べている。

本来は戦闘を行う戦士ではない為か詰めの甘い面が幾つか見られ、直接対決でハンデを背負っているアーチャー(士郎を抱えたまで闘っていた)に、調子こき過ぎてあと一歩で勝てるところで策にはまり敗北同然にまで追い込まれたり、という迂闊で残念な面も。
普段徹底して不利な状況にあるからか、上記のアーチャー戦以外でも、人間相手でも自身が優位に立った途端に油断する事が多々あり、金ピカ、食いしん王程ではないが慢心スキルあるんじゃね?と言われる。



彼女を呼び出した最初のマスターは最弱のキャスターを呼び出した事に不満を見せ、彼女に手厳しく当たり、自身の魔力量以下の魔力しか使えないようにしたらしい。
そのため、自身を召喚したマスターを見限り、令呪を使い切っても反逆しない態度を見せ、下らぬ命令(具体的な命令は不明。)で令呪を消費させ殺害した。

因みに最初のマスターが用意した触媒はメディア関係の文献……コレでメディア以外に何を呼べると思ったのだろう。
よく調べなかった駄目マスターだったのだろうか?

その後、マスター不在によって消滅寸前の危機を葛木宗一郎に救われ、契約。
聖杯戦争において、何を望んで参戦したから不明だが
葛木に出会った事で純粋に「女」としての幸せを掴む事を目的と定め奮闘する。

彼女が女としての幸せを望むのは生前に神の呪いによって英雄イアソンに惚れさせられ、彼に真摯に尽くすも捨てられた経緯から(些かヤンデレすぎたのが理由の一つだったようだが)。
葛木に尽くすのはこういった事情から。
因みにコレが理由でイケメンは信用ならないと嫌っている。

過去に必死に尽くしたら、その男が駄目な男になった経験から、現在は一歩引いた形で尽くすと決めているらしい。



Fateルートでは葛木を殺され、自暴自棄になったのかセイバー陣営に襲いかかるも突如現れたギルガメッシュに串刺しにされ、殺される。

UBWルートでは破戒すべき全ての符によって契約を解除させたセイバーを手に入れる。
因みに彼女ぐらい卓越した魔術の腕前ならば強制的にサーヴァントと契約出来るらしい。
更に凛を裏切ったアーチャーも味方に引き込む事でサーヴァント3体(自身を含むと4体)を有する圧倒的な戦力を手にするも
士郎と凛の奮闘、アーチャーの裏切りによって彼に串刺しにされ敗れる。

HFルートではどういう経緯かは不明だが、虫爺の策略に嵌って葛木を殺害してしまったようで自棄になってセイバーに特攻、あっさり斬られてやられる。

とまあ出番はそれなりにあるものの、死に方が串刺しだったり斬殺だったりと実に嫌な殺され方だったりする。


ホロウでは宗一郎の押しかけ女房的立ち位置になり、前作のキャラが完膚無きまで壊れるくらいの暴走っぷりを見せた。
具体的には、
  • デパート内で「葛木メディアです~」と公衆の面前で連呼
  • 柳洞寺山門に
「葛木宗一郎 メディア」
の表札をアサシンに製作依頼しようとする
  • 小姑な一成にイビられ、料理を極めようと士郎に弟子入りする
  • 桜に「夫を支えるべき主婦の正しい姿」を説き、弟子に迎える
  • 愛しい旦那様たる宗一郎に「愛妻弁当」を届ける事を最良の悦びとしている
  • 終盤では、高速神言を駆使して砲台化(魔砲淑女モード)
後、セイバー達を色々と弄りまくる(基本的に彼女は可愛い女の子が大好きなので、見た目が可愛いらしいセイバーやイリヤを「着せ替え人形」にしたいらしい)
メインヒロインの中で桜にだけは優しい(ホロウより)。
本人いわく、自分を理想の奥様と尊敬してくれる桜が可愛いのだとか。
そのために桜に格好の悪いところを見せたくなく、こっそり士郎に家事のことを聞いたりもしている。
また、宗一郎より年上なのをかなり悩んでいたりする(意外かもしれないが、宗一郎は25歳。藤ねぇは25歳。メディアは28歳時の姿見)
元々、宗一郎より年上なのだが(生年月日は紀元前)外見年齢も年上なのが悩みらしい。


コンマテ4ではキャスター・リリィが公開された


没になってしまったが初期はヒロインとしてルートを作る気があった模様。
何でも小さくなった幼女メディアのロリキャスタールートとか。



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  • 凜「えー魔術使うのに格闘のひとつもできないのー」ルヴィア「格闘ができなくてすむのは神代くらいまでですわよねー」プークスクス -- 名無しさん (2013-08-21 18:51:39)
  • ↑お前らの方が異端児じゃねぇか!wwww
    ……マジメな話格闘が出来る魔術師は珍しい部類に入ります。カレイド姉妹以外は真似しないように。 -- 名無しさん (2013-08-21 18:58:06)
  • ↑※接近戦は非常に危険です。良い魔術師は絶対に真似しないで下さい←こうですねわかりますw -- 名無しさん (2013-08-21 20:48:30)
  • 耳ふにふにしたいぜ -- 名無しさん (2013-08-21 20:52:14)
  • ↑2いや、普通の魔術師なら接近戦も魔術でやる。なんせ『魔術に勝る物は無し』を地でいってる連中だから。型月作品に表だって登場する連中が異端すぎるだけなんだよ。精々ケイネス、ウェイバー、時臣の3人くらいしか正道な魔術師が居ないという…… -- 名無しさん (2013-08-22 10:12:00)
  • ビームぶっぱの魔法使いも格闘してたなそういえば -- 名無しさん (2013-08-22 13:20:34)
  • アーチャー2人に翻弄されてたのは情けなかったな。やはり本命は策謀ということだろうか.、、、。 -- 名無しさん (2013-08-29 16:14:15)
  • 格ゲーのキャスターシナリオは何故か涙腺に響いた……魔女なんかじゃなくて哀戦士か愛戦士だよ -- 名無し (2013-09-02 00:39:38)
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