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福島 原発周辺でイノシシ駆除へ9月4日 7時6分
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原発事故を受けて、すべての住民が避難している福島県内の原発周辺の地域では、イノシシに住宅や田畑が荒らされる被害が相次いでいることから、環境省はイノシシの駆除に乗り出すとともに生息状況の調査を始めることになりました。
福島県内の原発周辺の地域では、イノシシやタヌキ、ニホンザルなどの野生動物が、人がいなくなった住宅地の周辺まで生息範囲を広げていることが確認されていて、住宅や田畑が荒らされる被害が相次いでいます。
このため環境省は、こうした地域のうち、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の放射線量が極めて高い「帰還困難区域」などで、特に住民からの要望が強いイノシシの駆除に乗り出すことになりました。
餌が減り捕獲がしやすくなることしの秋から冬にかけて、順次70個ほどのわなを仕掛け、合わせて200頭程度を捕獲して処分するということで、住民の帰還に向けた環境を整えたいとしています。
また環境省は、早ければ今月中にもイノシシの生息状況の調査も始めることにしていて、捕獲したイノシシに位置情報を知らせる発信器を取り付けたり、住宅に残された足跡などを調べたりして行動範囲を把握し、被害の防止につなげていきたいとしています。
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