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LNG価格引き下げへ連携を
9月10日 11時48分

LNG価格引き下げへ連携を
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主に火力発電の燃料として使われるLNG=液化天然ガスの消費国と産出国の双方が意見を交わす国際会議が東京都内で開かれ、茂木経済産業大臣は「価格が高すぎるLNGからの脱却は最重要の課題だ」として、価格の引き下げで消費国が連携していく考えを強調しました。

この会議は、原発の運転停止によってLNGの消費量が増えている日本の提案で去年、初めて開かれ、ことしは50の国と地域から政府関係者や企業の担当者などおよそ1000人が参加しています。
会議では消費国を代表して茂木経済産業大臣があいさつし、「LNGなどの燃料調達費の増大が、8兆円を超える日本の貿易赤字の大きな要因になっており、高すぎるLNGからの脱却は最重要の課題だ」と述べました。
そのうえで、危機感を共有する消費国が連携して、研究グループを立ち上げ、価格の引き下げに向け共同調達を検討するなど、消費国で連携していく考えを強調しました。
これに対し、世界最大のLNG輸出国であるカタールのアル・サダエネルギー工業相は「資源の開発には多額のコストがかかるため、安定供給に向けては消費国にも長期的に価格面でリスクを共有してもらうことが必要だ」と述べ、理解を求めました。
会議は10日夕方まで行われ、午後には北米で生産される価格の安いシェールガスなどについて議論が交わされます。

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