堺市長選:自民、現職を推薦せず…機関決定せず「支持」
毎日新聞 2013年09月10日 11時56分
自民党は10日、任期満了に伴う堺市長選(15日告示、29日投開票)で再選を目指す現職の竹山修身(たけやま・おさみ)市長(63)について、党の機関決定を必要とする「推薦」ではなく、より支援の度合いが弱い「支持」とする方針を決め、党大阪府連関係者に伝えた。党府連はこれまで、党本部に対し推薦とするよう求めていた。
堺市長選は大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)が掲げる「大阪都構想」の是非が争点。都構想に反対している竹山氏に対し、維新は前堺市議の西林克敏(にしばやし・かつとし)氏(43)を擁立。一騎打ちの選挙戦となる見通しだ。
党本部が最終的に竹山氏の推薦を見送った背景には、都構想実現に向けて法整備に協力した経緯や、憲法改正などで維新との連携を探る安倍政権の意向も踏まえ、維新と真っ向から対決しないよう配慮したと見られる。【念佛明奈】