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2013-09-07 臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。

[]臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。 臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。を含むブックマーク

AMA(米国医師会)を含む複数の学術団体が1994年に出した「室内空気汚染:医療専門職のためのイントロダクション」という報告書*1において、臨床環境医に擁護的な記述があるかどうか、という話の続きだよ。

sivadさんは、1994年報告書は臨床環境医学に対し「排除どころか擁護的に書かれている」と解釈し、その根拠の一つに「臨床環境医学は一般人のみならず、医療専門家の注目を集めているということ」を挙げている。確かに臨床環境医学は専門家にも注目されてた。きわめて大いに注目されていた。いくつか例を挙げよう。


カリフォルニア医学協会

■Clinical ecology--a critical appraisal. [West J Med. 1986] - PubMed - NCBI

1986年。一医師のレビューなどではなく、カリフォルニア医学協会としてのコメント*2。結論は以下である。

・ There is no convincing evidence that supports the hypotheses on which clinical ecology is based. 

・臨床環境医学が基礎とする仮説を支持する説得力のある証拠は存在しない

・ Clinical ecologists have not identified specific, recognizable diseases caused by exposure to low level-environmental stressors. 

・低レベルの環境ストレッサーへの曝露に起因する特異的で認識できる病気を臨床環境医たちは確認していない

・ Methods to diagnose and treat such undefined conditions have not been shown to be effective. 

・そのような定義されていない状態を診断または治療する方法は有効であると示されなかった

・ The practice of clinical ecology can be considered experimental only when its practitioners adhere to scientifically sound research protocols and inform their patients about the experimental nature of their practice.

・科学的に厳密な研究プロトコルを厳守し、患者に臨床環境医学の実験的性質についての情報を提供したときにのみ、臨床環境医学の実践は実験的とみなすことができる

最後の文章は、「実験的医療なら、きちんとした研究プロトコルに基づき、インフォームドコンセントを行ってからやれ。研究プロトコルやインフォームドコンセントなしの現状では、臨床環境医学はただの根拠のない代替医療だろ」ってことであろう。カリフォルニア医学協会は証明されていない診断テストが臨床環境医によって広く使用され、誤診につながることを憂慮している。*3


アメリカ内科学会

■Clinical ecology. American College of Physici... [Ann Intern Med. 1989] - PubMed - NCBI

1989年。アメリカ内科学会*4のposition paperである。これも学会に属する個人の意見とかではなく学会としての公式見解。もちろん、臨床環境医学に対して批判的。

Clinical ecologists propose the existence of a unique illness in which multiple environmental chemicals, foods, drugs, and endogenous C. albicans have a toxic effect on the immune system, thereby adversely affecting other bodily functions. The proposal uses some concepts that superficially resemble those that apply to clinical allergy and toxicology and others that are novel.

Review of the clinical ecology literature provides inadequate support for the beliefs and practices of clinical ecology. The existence of an environmental illness as presented in clinical ecology theory must be questioned because of the lack of a clinical definition. Diagnoses and treatments involve procedures of no proven efficacy.

複数の環境化学物質、食品、薬剤、内因性のカンジダが免疫系に対して毒性を持ち、それゆえに他の身体機能に悪影響を及ぼすというユニークな疾患の存在を臨床環境医は提案している。この提案は、臨床アレルギーと毒性学に表面的に似ている概念および新しい概念に基づいている。

臨床環境医学の文献のレビューは、臨床環境医学の信条と実践について不適切なサポートしか提供しない。臨床環境医学理論において示される環境病の存在は臨床的定義の欠如ゆえに疑問視されるべきである。診断と処置は証明された有効性を伴っていない。

「内因性のカンジダ」については説明が必要だろうか。臨床環境医が提唱する証明されていない疾患概念の一つにカンジダ過敏症というものがあり、腸内のカンジダに対する免疫過剰がMCSに関連する症状の原因の一つだと主張されている。イーストコネクションとかイーストアレルギーとか呼ばれることもある*5。リーキーガット症候群(漏出性消化管症候群)とも関連する。副作用のある抗真菌剤を治療に使うので、主流の医学者たちから批判されている。

The clinician who sees a patient who has been given a diagnosis of "environmental illness" by a clinical ecologist should first establish the presence or absence of any physical disease or psychologic factors in the patient's illness. A history suggesting allergic, infectious, toxic, or irritant environmental factors in the illness should be investigated using appropriate, standard, and well-established diagnostic procedures.

臨床環境医によって「環境病」と診断された患者を診療する臨床医は、まず最初に、患者における身体的疾患および心理的要因の存在または不在を特定するべきである。アレルギー、感染症、中毒あるいは刺激性の環境因子を示唆する病歴は、適切で標準的でよく確立された診断手順によって評価されるべきである。

■なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのかで示した通り、臨床環境医による診断法は科学的根拠がなくしばしば誤診があるがゆえに、まともな臨床医は「まず最初に、患者における身体的疾患および心理的要因の存在または不在を特定するべき」なのだ。「適切で標準的でよく確立された診断手順」というのは、臨床環境医による「証明された有効性を伴っていない」診断方法と対比されている。まさか「身体的疾患も調べろと言っているから臨床環境医学を擁護しているのだ」なんて解釈する人はいないよね?


アメリカ医師会

■Clinical ecology. Council on Scientific Affai... [JAMA. 1992 Dec 23-30] - PubMed - NCBI

1992年。AMA(米国医師会)。これも米国医師会としての公式見解。

Based on the reports in the peer reviewed scientific literature, the Council on Scientific Affairs finds that at this time (1) there are no well-controlled studies establishing a clear mechanism or cause for MCSS; and (2) there are no well-controlled studies providing confirmation of the efficacy of the diagnostic and therapeutic modalities relied on by those who practice clinical ecology.

ピアレビューされた科学文献におけるレポートに基づいて、現時点でAMA学術評議会は以下の見解に達した。

(1) 多種類化学物質過敏症症候群のはっきりとしたメカニズムや原因を確立したきちんとした対照群をもちいた研究はない。

(2) 臨床環境医学を実践する人々が頼る診断および治療的方法の有効性の確認を提供するきちんとした対照群をもちいた研究はない。

訳はそれほど間違っていないと信じたいが、他の方による訳も紹介しておこう。■西村有史自家頁 backnumber。どのような意味において「臨床環境医学が専門家にも注目されてた」のか、だいたいのところはご理解していただいたであろう。臨床環境医学に対する批判がアメリカ合衆国のみに限らないことを示すためにイギリスの例も挙げておこう。ちょうど「室内空気汚染:医療専門職のためのイントロダクション」という報告書が発表されたのと同じ1994年のもの。


英国王立医師協会

■Good allergy practice. Stan... [J R Coll Physicians Lond. 1994 Nov-Dec] - PubMed - NCBI

1994年。英国王立医師協会*6によるアレルギー診療のガイドライン。PDFファイル(全文)。通常のアレルギーの診療の記述に加えて、「非主流の(‘もうひとつの’)アレルギー」*7についての記述がある。

There are a number of practitioners who routinely use unconventional approaches to the diagnosis and treatment of allergy. Allergy, particularly ‘alternative allergy,’ is a popular subject with the media. Unfortunately many members of the public and even doctors themselves are often uncertain as to what forms of diagnosis and treatment have been validated by objective studies. Until the methods of diagnosis and treatment used by ‘alternative’ allergists have been evaluated by reputable, randomised, double-blind placebo-controlled trials, they cannot be accepted into routine clinical practice. This is particularly important since symptoms in chronic allergic disease are known to fluctuate over time and can often improve when treated with placebo. The more prominent of the methods of alternative allergists have been assessed in detail and the conclusions published in a Royal College of Physicians report.7

アレルギーの診断および治療に対する非主流のアプローチをルーチンに使用する何人かの開業医が存在する。アレルギー(特に「もう一つのアレルギー」)は、メディアにおける人気の話題である。残念なことに、市民の多くのメンバーや医師自身ですら、診断と処置のどの形式が客観的な研究によって確認されたか、しばしばはっきり知らない。「もう一つの」アレルギー医たちによって使われる診断と治療法がきちんとしたランダム化二重盲検試験で評価されるまで、そのような診断・治療法はルーチンの臨床に受け入れることができない。この点は、慢性アレルギー病の症状が経時的に変化し、しばしばプラセボ治療によって改善することが知られているがゆえに重要である。もうひとつのアレルギー医の方法のさらに顕著なものは英国王立医師協会のレポートにおいて詳細に評価され結論が出版された。

"alternative allergy"(もうひとつのアレルギー)はMCSとほぼ同義である。「非主流のアプローチをルーチンに使用する開業医」の一例は■なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのかで紹介した、約6000人もの患者を6人を除いてすべてアレルギーと診断してきたDr Keith Mumbyである。「メディアにおける人気の話題である」というのは、臨床環境医たちの主張が、査読のある医学雑誌にはほとんど掲載されない一方で一般のメディアで扱われることに対する、主流の医学者たちの危惧*8をあらわしているのだろう。

「医師自身ですら、診断と処置のどの形式が客観的な研究によって確認されたか、しばしばはっきり知らない」というのは、Dr Keith Mumbyのように、医師の中にも科学的な思考能力の欠けている人がいることを示している(現在の日本にもそういう医師が存在することを読者のみなさんはご存知であろう)。こうした常識を念頭におけば、1994年報告書における「臨床環境医学会にはアレルギー医や内科医が集まっている」という文は、必ずしも臨床環境医学会を擁護しているとは限らないことがわかるだろう。「アレルギー医や内科医の中には、非主流の、証明されていない治療および診断法を使用する者もいる」ことを指摘していると私は解釈する。

英国王立医師協会によるアレルギー診療のガイドラインには、「MCSは明確な臨床的実体とみなされない」*9、「臨床環境医の主張は証明された価値を持たない」*10、「アレルギー・クリニックは有効性が証明された診断および治療法を使うべきである。「もうひとつの」アレルギーのセクションで概説された診断および治療法を使用するクリニックは特に推薦されない」*11などの記載がある。

1994年以降も、公的な性格を持つ医学団体がMCSあるいは臨床環境医学に懐疑的な見解を表明しているが、とりあえずここまでにしておこう。AMAを含む複数の学術団体による1994年報告書の解釈が論点だからである。


1994年報告書の解釈

さて、sivad氏は1994年報告書は臨床環境医に擁護的で、臨床環境医は診察を受ける対象として排除されていない、と主張している。そのわずか2年前の1992年には、「臨床環境医の診断および治療的方法の有効性の確認を提供するきちんとした対照群をもちいた研究はない」というのがAMAの公式見解であった。sivad氏による解釈が正しいとしたら、


(1)臨床環境医による診断および治療法の有効性を確認する研究が1992年から1994年の間に発表された。


もしくは


(2)米国医師会は、1992年に批判的に言及した臨床環境医による診断および治療法を、有効性を確認する研究が存在しないにも関わらず1994年に容認した。


かのいずれかということになると思われる。sivad氏がどちらの立場をとるのか(あるいは他の立場がありうるのか)について興味がある。なお、私の知る限りでは、1994年以前はもちろんのこと、現在においても臨床環境医の診断および治療法の有効性を肯定的に確認した研究は存在しない。英国王立医師協会の例を挙げたように1994年時点で、あるいは私の知る限りでは現在でも、臨床環境医による診断および治療法を容認する公的な医学団体は存在しない。



関連記事

■なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのか

*1■An Introduction for Health Professionals | Indoor Air Quality | US EPA

*2:California Medical Association Scientific Board Task Force on Clinical Ecology

*3:"The task force is concerned that unproved diagnostic tests are being widely used by clinical ecologists in what may be incorrect or inappropriate applications. Decisions made on the basis of these tests can lead to misdiagnosis, resulting in patients being denied other supportive treatments and becoming psychologically dependent, believing themselves seriously and chronically impaired."

*4:American College of Physicians

*5■Dubious "Yeast Allergies"

*6:Royal College of Physicians

*7:"Unconventional (‘alternative’) allergy"

*8:たとえば、"Although the popular media frequently carry stories about it, there is little scientific literature. It is diagnosed by clinical ecologists, who maintain, among other theories, that susceptible individuals experience an overload in assaults by artificial materials in the environment."(■Psychiatric assessment of patients with "20th-century d... [CMAJ. 1985] - PubMed - NCBI)、"ENVIRONMENTAL hypersensitivity, total allergy or 20th Century Disease, as it is variously known, is a condition popularized over the last five years by the media, practitioners of alternative medicine, people who believe themselves to be suffering from the malady, and their supporters."(■Environmental hypersensitivity disorder, t... [Can Fam Physician. 1987] - PubMed - NCBI。)

*9:"Current data on the relationship between polysymptomatic illness and exposure to chemicals do not allow multiple chemical sensitivity to be regarded as a distinct clinical entity"

*10:"Furthermore, the claims of clinical ecologists have been thoroughly evaluated and found to be of no proven value by many authorities, including the Royal College of Physicians7 and the American Council on Science and Health"

*11:"Allergy clinics should use methods of diagnosis and treatment of proven efficacy. Clinics which use methods of diagnosis and treatment outlined in the section on 'alternative' allergy are specifically not recommended."

runrun 2013/09/08 04:15 あはは♪
また随分と意地張りましたね。
で、だから何なんでしょう?
何か進歩したんですか?
何か解明できたの?治療法は?
ただ「手に負えない」という事を表明してる気がしますねぇ。

runrun 2013/09/08 05:48 >とらとらさん
NATROM大先生は自称医者でしょ?証明できないんだし。

>ABO FANさん
化学物質過敏症では血液型に関係無くストレッサーを受けると狂暴化する症状があるので血液型の話も化学物質過敏症と関連あるかもしれないです。
なのでドンドン聞いていいんじゃないですかね。
まさか答えられない事をNATROM大先生が書く訳無いもんね♪

NATROMNATROM 2013/09/08 12:15 >で、だから何なんでしょう?

1994年の時点での臨床環境医学の位置づけを根拠を持って示しました。


>何か進歩したんですか?
>何か解明できたの?治療法は?

進歩や解明や治療法については無くもないですが、十分ではありません。その責任がどこにあるのかを明らかにすることが一連のエントリーの目的の一つです。ぶっちゃけ言いますと、臨床環境医が科学的根拠のない診断法や治療法を振りまわさなかったら、MCSとされている疾患の治療法はもうちょっと進歩していたでしょうに。主流の医学者の努力が、疾患そのものへの対策や患者さんの対応だけではなく、科学的根拠のない代替医療を行う集団への対応にも割かれてしまっています。


>ただ「手に負えない」という事を表明してる気がしますねぇ。

よしんば「手に負えない」ことの表明であったとしても、根拠に乏しい代替医療への批判は必要です。たとえば、末期がんが標準医療で「手に負えない」としても、無責任に「末期がんが治る」と称する代替医療に対する批判は必要です。この手のインチキ代替医療の定番の言い訳は「標準医療だって治せない」です。標準医療が「手に負えない」ことはインチキ治療の免罪符にはなりません。

NATROMNATROM 2013/09/08 12:15 あとエントリーの主題との関連性に乏しいコメントを削除しました。MCSと血液型の関連を論じたい人は、査読付きの論文を提示するか、あるいは血液型のエントリーでコメントしてください。今後も同様の方針をとります。はっきり言えばABO FANさんは議論の質を落とすので隔離されているのです。荒らしであると認識していますが、血液型のエントリーでのコメントぐらいは許容してあげているのです。現在はABO FANさんは「相手にされなくても当然」だとみなされていますが、そこのコメント欄で地道に信用を築けば話が変わってくるかもしれませんよ。それぐらいのチャンスは与えています。いやなら、ここに書きこまないでください。迷惑です。

山口(産婦人科)山口(産婦人科) 2013/09/08 14:22 お疲れ様です。何にせよ信者たちは信心の対象を否定するようなことをいうと、むきになって反論するか、茶化すか、いずれにしても認めようとしませんね。代替医療においても同じと言うことが一連のブログではっきりしました。まともに反論しないで茶化す人ばかりを相手に、根気よく正論を説いてきたNATROM先生、お疲れ様です。

runrun 2013/09/08 15:02 そうですね、NATROM信者もむきになるしNATROMさんもまともに答えないですよね。
ところでNATROM先生は「カリスマニセ科学批判者」に転職したそうですよ。
自分をカリスマなカリスマニセ科学批判者なのかカリスマなニセ科学を批判する者なのか判別できないところが安定のクオリティですね。
>でも催眠術の方がもっと効果出そうだけどねwww

臨床環境医学対催眠術のRCTがあれば催眠術が勝つかもしれませんね。

という事は催眠術>臨床環境医>内科医ですね。

>その医師は日本全国すべての病院のシフトをご存知なのでしょうね。


サボリじゃない事の実証にも何にもなってないね。


>患者さんであっても対等な議論相手として扱うのが誠実な態度だと私は考えています。


でも胡散臭い自分の土俵でしか勝負しない。


>おそらくは、放射線被ばくで集患を( http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110620#p1)のことでしょうね。これを犯罪教唆未遂と解釈する人はごく少数だと思います。


Wikipediaで「共犯」と「犯罪教唆」読みなさいwww

>進歩や解明や治療法については無くもないですが、十分ではありません。


十分じゃなくてもいいから進歩や解明や治療法があるんなら書けば?

何もしないのが一番良くない、ほっておいて治る病気じゃないよ化学物質過敏症は。


>よしんば「手に負えない」ことの表明であったとしても、根拠に乏しい代替医療への批判は必要です。


インチキ医療って言ってるけど結局内科医達には何が出来たの?

これから最大の疑問、精神科ではなく何故内科から心因性説が多く出るんでしょう?


>主流の医学者の努力が、疾患そのものへの対策や患者さんの対応だけではなく、科学的根拠のない代替医療を行う集団への対応にも割かれてしまっています。


それは間違いとまでは言わないけど苦しんでる患者はどうするの?

見殺しですか?

あー、もう内科医じゃないから内科医の事なんて知らないかもね♪

NATROMNATROM 2013/09/08 18:28 >NATROMさんもまともに答えないですよね。

ぼちぼち相手にする必要性を感じなくなりつつありますが、いまのところは、runさん相手には、質問には答えていますよね。もし私が「まともに答えない」質問があったら、具体的にご指摘してください。あらためて回答します。それにしても、「いちいち反論しないスルースキルでも身に付けた方がいい」と言ったり、「NATROMさんもまともに答えないですよね」と言ったり、どうして欲しいのかよくわかりません。


>という事は催眠術>臨床環境医>内科医ですね。

おそらくは「臨床環境医>内科医」というrunさんの個人的な体験を元にそう主張されているのだろうと思います。しかし、体験談は証拠にはなりません。体験談を元に「ホメオパシー>内科医」と主張するのと同レベルです。


>>その医師は日本全国すべての病院のシフトをご存知なのでしょうね。
>サボリじゃない事の実証にも何にもなってないね。

サボリじゃない事の実証にはなっていませんね。しかし「入院施設のある胃腸科内科の医師」の主張も、サボリである事の実証になっていません。そもそも、サボリであろうとなかろうと私の主張が間違っていることにはなりません。内容に反論できないのでサボリかどうかを問題にせざるを得ないのでしょうが。


>でも胡散臭い自分の土俵でしか勝負しない。

コメントをブロックしている人の数が「多すぎて教えられない」ようなtogetterまとめよりかはここのほうがオープンだと私は考えますし、客観的にものを見ることのできる人も同様に考えると思いますが、runさんが胡散臭いと考えるのは自由です。別にrunさんはここに書きこまなくてもいいのですよ。


>>おそらくは、放射線被ばくで集患を( http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110620#p1)のことでしょうね。これを犯罪教唆未遂と解釈する人はごく少数だと思います。
>Wikipediaで「共犯」と「犯罪教唆」読みなさいwww

ブックマークコメント( http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/NATROM/20110620%23p1 )を読んでください。このエントリーを犯罪教唆未遂と解釈している人はほとんどいません。


>十分じゃなくてもいいから進歩や解明や治療法があるんなら書けば?

既に書いています。アマデウス龍彦さん相手にMCSの"Management"が書かれている論文を紹介しました。


>何もしないのが一番良くない、ほっておいて治る病気じゃないよ化学物質過敏症は。

臨床環境医による不適切な治療を受けるよりかは、放置のほうがまだ経過が良い可能性が高いと私は思います。前も紹介しましたが、臨床環境医の治療を受けて、「症状が改善したのは50例中2例のみ。26例は不変で、22例が悪化」というケースシリーズがあります。より良いのは、まともな医師による診療です。


>インチキ医療って言ってるけど結局内科医達には何が出来たの?

少なくとも臨床環境医のように効果の証明されていない治療法で患者を苦しめることはしませんでした。それから、悪化していないから目立たないだけで、「もし臨床環境医が見ていたら悪化していたであろう患者さん」を普通に"Management"しているのです。


>これから最大の疑問、精神科ではなく何故内科から心因性説が多く出るんでしょう?

「精神科ではなく内科から心因性説が多く出る」というのは事実ですか?前回のエントリーで紹介した"Environmental illness and misdiagnosis--a growing problem."(環境病と誤診−増大しつつある問題)という論文を書いたBlack DW.は精神科医ですよ。この論文ではMCSの鑑別として主に精神的疾患を述べており、身体的疾患の例は骨関節炎のみです。他の論文でも、私が読んだ範囲内では、内科医よりは精神科医のほうが心理的要因を強めにみなすことが多いようです。


>>主流の医学者の努力が、疾患そのものへの対策や患者さんの対応だけではなく、科学的根拠のない代替医療を行う集団への対応にも割かれてしまっています。
>それは間違いとまでは言わないけど苦しんでる患者はどうするの?
>見殺しですか?

診察室では、たとえ完治は難しくても、その患者さんの症状を軽減するための努力を内科医は行います。これが"Management"。別にMCSの論文を読んでいなくても、まともな内科医なら似たような対応になります。これができてない内科医もいるでしょう。そうした内科医を「標準医療をきちんとやれ」と批判するならともかく、効果の明確でない医療を擁護するのは、問題の解決から遠くなるだけです。runさんが「まともに答えない」質問を再掲します。

・「普通の診療科でも誤診はある。私は内科で治らなかったがホメオパスにかかって身体は治りつつある」というホメオパシーの支持者の主張とrunさんの主張とはどう違うのですか?

「ホメオパシーはどうでもいい」のであれば、ホメオパスの部分を適当な代替医療に、そうですね、「気功師」にでも換えてください。要は、「不適切な診察やその他回避困難な不運によって通常の医療機関で治らなかった患者さんが、効果のない特定の治療によって良くなったと誤認することがある。よって、体験談のみで、その特定の治療が優れているという証明にはならない」ということです。

runrun 2013/09/08 22:23 へ〜・・・。
政治家にでもなった方がいいんじゃないすかね。
まぁまともに答えたらラッキーぐらいにしか考えてないので別にいいです。
転職おめでとうさん。

runrun 2013/09/09 00:35 色々理由があって単騎で乗り込んできたけど必要なくなったのでロムもしませんへんわ^^
自称カリスマの今後の寒いネタに期待します。
よかったですね尊師。

放置医放置医 2013/09/09 13:43 コメントするためになぞなぞ認証に答えてる姿を想像してしまった。(笑)
ムムッと考え込まされる様なコメントを期待します。

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/09/09 14:05 NATROM先生
前記事へのお返事は、お待たせしてすみませんが、数日後になる予定です。
その前に、ここでのやりとりで気になることがあったので。

ツイッターの自己紹介を、内科勤務医からカリスマニセ科学批判者にお変えになったのですね。
私が、前記事で「医師としてどうなのか」「ネットで暴走する医師という印象ですよ」、とアドバイスしたのを受けてのことなんでしょうか?
医者と名乗ると、かなり慎重に言葉を選ばないと、「患者さんたちを虐めている」「ドクハラ」と、受け取られやすいですからね。
「ニセ科学批判者」に変えた方が、NATROM先生の精神衛生上いいのではと、私も思います。

ただ、なぜ、「カリスマ」を付けたのですか?
普通、カリスマというのは、他人が呼ぶと信憑性が出てくるものであって、自分で言うと逆効果だと思います。
「カリスマ美容師」なんかも、TVや雑誌とかで取り上げられる際に使われるのであって、自分の名刺に書いていたらドン引きです。
ホメオパシージャパンなんかも、何かで「天才科学者の誰々が」という書き方をしていて、こりゃあかんわ、と思ったものです。
軽々しく、「天才」「カリスマ」を使うのは、ニセ科学系の方々に多い印象で、NATROM先生が今回してしまったのを見て、ちょっとショックを受けました。
やっぱり、「ミイラ取りがミイラになってしまわれたのか」と。

あと、runさまの、
>十分じゃなくてもいいから進歩や解明や治療法があるんなら書けば?
に対し、
>アマデウス龍彦さん相手にMCSの"Management"が書かれている論文を紹介しました。

というお返事は、どうかと思います。

医療関係者の私でさえ、例の論文の当該部分を探して理解するのは面倒でした。
訳してあげるくらいしても、いいのではないかと思いました。
しかもあれは、ありきたりの理想論が書かれているだけで、runさまの求めているレベルの「進歩や解明や治療法」には程遠い内容だと思います。

また、runさまに対して、
>おそらくは「臨床環境医>内科医」というrunさんの個人的な体験を元にそう主張されているのだろうと思います。しかし、体験談は証拠にはなりません。体験談を元に「ホメオパシー>内科医」と主張するのと同レベルです。
>・「普通の診療科でも誤診はある。私は内科で治らなかったがホメオパスにかかって身体は治りつつある」というホメオパシーの支持者の主張とrunさんの主張とはどう違うのですか?
>体験談のみで、その特定の治療が優れているという証明にはならない」ということです。

などと書かれていますね。
確かに、runさまの体験談は、「その治療が優れているという証明」にはならないでしょう。
でも、貴重な体験談なのです。
過去のやり取りを全部読んでいるわけではなく、runさまのブログを読んだりした限りの理解ですが。
runさまは、標準内科医より臨床環境医の治療が優れていることの「証明」をしたいわけではないでしょう。
標準内科医の過去の取りくみの遅さや、やる気のなさに翻弄されてきたという、貴重な体験談を語っておられるのではないでしょうか。

あなたが、本当に標準内科医であれば、runさまの苦労に思いやりをもって、言葉や表現を選ぶことが、ドクハラと見なされないためには大切なことです。

つまり、
「体験談は証拠にはなりません」
「体験談のみで、その特定の治療が優れていると言う証明にはならない」
と言う書き方、
「ホメオパシーの支持者とどこが違うのか」
と言う、詰問調の言い方、
どちらも、標準内科医であれば、まずいです。

ニセ科学批判者で物理学者の菊池先生なら、OKですよ。
でも、あなたは“医師”なんですよね。
ネット上とは言え、ドクハラのような印象を与えています。
あなたは、ネット上でドクハラがしたいのではないですよね。
ニセ科学的治療の被害者を減らしたいという”正義感”をお持ちなのですよね?

そうであれば、私なら以下の言い方をします。
「あなたの掛かられた標準内科医は、質が悪かったのですね。大変でしたね。そのような内科医ばかりではないと思いたいです。少なくとも私や私が知っている限りの内科医は、そうではありません。もっと誠実に対応すると思います。あなたが救われたと仰る臨床環境医ですが、診断法や治療法におかしな点があります。副作用被害もあるようですので、私は臨床環境医の批判をおこなっています。出来ればあなたもぜひ、私のブログをこれからもお読みになってください。」

また、「体験談は証拠にならない」は、医学を統計学的に見ようとすれば、確かにそうでしょう。
間違ってことは言っていません。
(一方、従軍慰安婦問題など歴史的国際問題では、体験談も重みが増してきますけどね)

しかし、苦労してきた患者さんの気持ちを考えると、医師が患者さんに対しては、使わない方が良い表現です。
そういうことを言われると、「こんなに苦労してきたつらさがわかってもらえないのか」という“絶望感”を与えてしまいます。
ネット上とは言え、医師のあなたが、患者さん達に絶望感を与えていいものでしょうか。

「ホメオパシーの支持者とどこが違うのか」は、runさんが答えなければならないことのようには思えません。
あなたが、「ホメオパシーの支持者に似ている」と思うのも書くのも、自由だと思います。
ただ、runさまにそれを答えることを義務のように、質問し続ける態度は、疑問です。

runさまは、「ホメオパシーなど知ったこっちゃない」と仰っているのですから。
runさまが、あなたの質問に答えるためには、ホメオパシーについて新たに勉強する必要が出てきます。
runさまのブログをご覧になればわかりますが、化学物質過敏症に関連する情報を日々集めておられます。
いまだ症状が再発することもおありになるようで、体調的にも御苦労されています。
そのような方に、さらに新たに勉強しないと答えられないような質問を、さも義務を果たしていないかのように投げかけ続ける態度は、医師としてはどうなのか、と思います。

放置医さんやら、山口(産婦人科)さんやら。
医療関係者を匂わせるHNの方々ですけど。
コメント内容は、アレ?ですね。
カリスマNATROM先生の追従者のレベルは、結局その程度なんでしょうね。

NATROMNATROM 2013/09/09 22:49 >私が、前記事で「医師としてどうなのか」「ネットで暴走する医師という印象ですよ」、とアドバイスしたのを受けてのことなんでしょうか?

こういうのを説明するのも無粋なんですが、はてなブックマークで複数の人から批判された論者が、NATROMはニセ科学と戦っていたカリスマだからNATROMと争っている相手はニセ科学の信奉者に違いないと、はてなブックマークの人たちはエビデンスを欠いた臆断を行っている、というようなツイートをしたんです( https://twitter.com/yunishio/status/375356603106463744 )。どちらが臆断なのか興味深いことであるなあとは思いましたが、それにしても愉快なツイートでしたので、プロフィールを変更しました。こうした愉快なことがあったときにはちょこちょこ一時的にプロフィールを変更しています。


>医療関係者の私でさえ、例の論文の当該部分を探して理解するのは面倒でした。
>訳してあげるくらいしても、いいのではないかと思いました。

だったらアマデウス龍彦さんがなさってはいかがでしょうか。


>しかもあれは、ありきたりの理想論が書かれているだけで、runさまの求めているレベルの「進歩や解明や治療法」には程遠い内容だと思います。

その通りですが、現状で、「ありきたりの理想論」しか存在しないのは、主に臨床環境医の責任です。本当に許し難いと思っています。治療法を検証したRCTは、ネガティブな結果のものすら、ほとんどありません。臨床環境医たちは、自分たちの行っている治療法は本当は効果が無いことに気付いていたとしか思えません。まだホメオパスのほうが誠実ですよ。ホメオパスは、ホメオパシーに効果があると信じ、それを証明しようとしてRCTを行いました。


>でも、貴重な体験談なのです。

体験談は貴重であると同時に、効果のない、それどころか、害のある治療を正当化してしまうことがあります。医学の歴史から学びましょう。


>ネット上とは言え、医師のあなたが、患者さん達に絶望感を与えていいものでしょうか。

アマデウス龍彦さんがネット上でも医師患者関係を築きたいとお考えになるのは自由です。ですが、私はそうは考えません。ネット上に医師患者関係を持ち込むべきではないと私は考えています。runさんは私の患者さんではありませんし、私はrunさんの主治医ではありません。患者だからといって、無責任な発言をしたり、一方的に医師を批判しても反論されない権利を有するわけではありません。


>ただ、runさまにそれを答えることを義務のように、質問し続ける態度は、疑問です。

「runさんが答えないのも自由です」と私は明言しています。「ホメオパシーなど知ったこっちゃない」のであれば、別にrunさんは答えなくてもいいのですよ。


>コメント内容は、アレ?ですね。
>カリスマNATROM先生の追従者のレベルは、結局その程度なんでしょうね。

アマデウス龍彦さんのコメントこそが、そのようにみなされている可能性について考慮なさるべきですね。「臨床環境医学を"すでに反証されてトンデモ確定したホメオパシー"と同レベルかのように扱うな。NATROMは臨床環境医学がホメオパシーと同じぐらいトンデモだと印象付けようとしている」などという意見があるところに、ホメオパシーに擁護的なアマデウス龍彦さんの登場ですからね。「臨床環境医学の擁護者のレベルは、結局その程度なんでしょうね」。

一博士一博士 2013/09/09 23:43 アマデウス龍彦さま、NATROMさま

 医者ではないドクターです。

「NATROMは"自称"医者」などと自己紹介を信用しない割には、アマデウス龍彦さまはコメントの大部を割かれて自己紹介欄を気にしておられるようですが、意味のあることでしょうか。


しばらくROMっていていましたが、アマデウス竜彦さまの、相手に対する非常な甘えを感じます。例えば以下のコメント。
>訳してあげるくらいしても、いいのでは
>さらに新たに勉強しないと答えられないような質問
>ドクハラ

何を甘い期待or要望をしているのでしょうか。学問の世界で、議論相手に「訳させる」手間を取らせることなど噴飯ものです。
自分でやるものです。自分でそれらができない人は淘汰されていく世界です。
また、訳す過程でニュアンスの違いが生じる場合(あるいは恣意的な改変)もありますので、翻訳前の資料を見たほうが良いのは、学問の世界では基本では?
(原典の英語版を載せたことに対して「中身を読まれたくないのでしょう」という他のコメントもありましたが、何か大きな勘違いか、学問の基本ルールの不理解か、英語を読む力がないのか)

論議において「患者−医者」の関係を持ち出すのも滑稽です。学問の世界では、プロもアマもありません。
アマ(市井の研究者・患者)は、研究するのが大変だから、発言の信ぴょう性は低いけど大目に見て聞いてあげよう…ということもありません。
このブログのNATROMさまは、アマの人には大変大目に見て、信ぴょう性のない情報をもとにコメントしている方にも気長に接しておられます。
実際の学問の世界はもっとシビアです。

他のコメントをみても、アマデウス竜彦氏さまは、甘い共感の言葉を期待しすぎではないでしょうか。
詐欺、あるいはまがいのやさしい言葉をかけてくる相手に引っ掛かりやすい思考パターンをお持ちのようです。

そもそも、「患者(runさま)−医者(NATROMさま)」の関係を前提として話してきましたが、NATROMさまを「自称」医者だとか言われる一方で、runさまを「自称」化学物質過敏症に苦しんでいる患者とみられることはないのでしょうか。その辺の判断力も不思議です。
ついでですが、ネット上の"自称"の職業・立場を気にされるアマデウスさまにお伺いしたいのですが、この記事のコメントでは「医療関係者の私」と名乗られており、別の記事でNATROMさまが「アマデウス龍彦さんは医師として〜」と呼びかけておられることに「医師ではない」とアマデウス龍彦さまは明確に否定しておられないようです。
大変申し訳ないのですが、挙げられた数々の根拠がまともな査読論文でないところから見るに、ドクターに見えないのです。東スポ的な「(医療)関係者」と見なしてよろしいでしょうか。

一博士一博士 2013/09/10 01:38 あ、ちなみに、私も「シックハウス症候群」で苦しんだ経験を持ちます。
ある病院のシックハウス外来の診察券・診断書など、今も記念に取り置いています。

NATROMさんにとって特にインパクトはないでしょうが、体験談を重視する方のために書いておきます。
結果的に、強く臭いを感じるほどのタバコの副流煙・ペンキの揮発成分が我が家に流れ込んでいたことが一番の原因と今は考えています。
それに加え、その臭いを感じることで生じる心因的な反応もあったのでしょう。
安心できるはずの家の中で、何処の何が臭いの発生源かわからない恐怖など、精神的にも非常に辛かったです。
原因特定のために、町医者・耳鼻科・内科・伝染病を扱う病院・シックハウス外来といろいろ回り、ホルムアルデヒド濃度の測定もしました(結果はほぼゼロ)。
ふらふらな状態で学会発表に行ったこともあります。
結局原因を発見して、絶ててから症状も薄れていきました。

この自分の場合だと、うちの家に来て、普段接している・摂取しているもの(空気・水・食物)を計測なりしないと「原因」はわかりえなかったでしょう。
あれだけの匂いでしたから、空気採取をしてガスクロマトかければ原因と思しき物質を特定できたはずです。
シックハウス等への取り組みって、このような地道な雲をもつかむ裏どりから始めるもののようにも思います。

放置医放置医 2013/09/10 11:35 本当に医療関係者であると思える様なコメントを期待します。(笑)
荒らしに構うのは荒らしと言われてしまいそうなのでロムに戻ります。

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/09/10 12:32 NATROM先生はうろたえると、文章の質が落ちるのですね。
今回のコメント、特にはじめの方は、パッと読んだくらいでは何を仰りたいのかよくわかりません。
じっくり読んで、なんとか理解してあげましたけどw。

>だったらアマデウス龍彦さんがなさってはいかがでしょうか。

あなたとrunさまのやり取りでしょう?
人に押し付けないでくださいな。
人にものを頼む時の“常識的な口のきき方”も出来ないのですか?
病棟で看護師さんたちとうまくやり取り出来ているのか、奥様とうまくコミュニケーションが取れているのか、少々心配なレベルですね。

>その通りですが、現状で、「ありきたりの理想論」しか存在しないのは、主に臨床環境医の責任です。

責任転嫁ですか。
「主に臨床環境医の責任」という、その根拠はあるんですか?
まともに取り合わず精神科に回していた一般内科医達の責任は?
物事を単純に見すぎですよ。
交通事故でさえ責任が分れるし、そのパーセンテージを決める際には慎重になると思います。
歴史問題などでは、責任の所在がいろんな見方により複雑に分かれるので、紛糾するわけですよね。
性質としては歴史問題に近い話ですから、簡単に臨床環境医だけに責任を押し付けることは出来ないでしょう。

>体験談は貴重であると同時に、効果のない、それどころか、害のある治療を正当化してしまうことがあります。

まずは、「体験談が貴重であること」を認めてあげましょうよ。
特に、苦労されてきた御当人に対しては。
危険性について語るのは、それからではないでしょうか。
コミュニケーションのやり方として、貴重であることを認めずに次に行ってしまうのは、まずいのでは、と言っているのです。

医学の歴史、とさんざん仰いますが。
先生がそんなに詳しいとも思えないのですが。
少なくとも、まともに読めていなくて解釈がおかしい可能性がありますね。
参考にしたいので、医学の歴史に関するどんな本を読まれたのか、いくつか挙げてもらえますか?

>アマデウス龍彦さんがネット上でも医師患者関係を築きたいとお考えになるのは自由です。ですが、私はそうは考えません。ネット上に医師患者関係を持ち込むべきではないと私は考えています。runさんは私の患者さんではありませんし、私はrunさんの主治医ではありません。患者だからといって、無責任な発言をしたり、一方的に医師を批判しても反論されない権利を有するわけではありません。

これだから世間知らずの先生は困りますね。
私がそういう関係を築きたいとか、そういう見方をしたいのではなく、ネット上ではそのような見方をする人達がいますよ、というお話です。
主治医じゃなくとも、苦しんでいるrunさんに、医師のあなたが冷たい表現の言葉をなげかければ、それはドクハラと見なす人達が存在するというお話です。

もちろん、自らこのブログを読みに来てコメントする人達は、カリスマNATROM先生の信奉者がほとんどでしょう。
たまに、ABO FANさまやrunさまや私が来るくらいで。
だから、「先生、大丈夫だよ。ドクハラなんて僕たち思わないよ。安心して!」という励ましコメントが届くことでしょう。
でも、そういう信奉者だけの意見を鵜呑みにしていると、いつのまにか世間の常識と離れてしまうことになります。
裸の王様にならないように、世間を広くみる、耳に痛い意見にも耳を傾けることが、大切ではないかと思います。

>「runさんが答えないのも自由です」と私は明言しています。

だったら、何度も「質問に答えてません」と“いびる”ような表現をする必要はありませんね。
はっきり言って、いびっているようにしか見えません。
NATROM先生は、文章表現を考えられた方がいいですよ。
私はあなたの信奉者ではないですし、NATROM先生のネット上でのイメージがどうなろうと知ったことではないですが。
「ネットで暴走する医師たち」の新たな例が増えるのを危惧しているので、苦言を呈しているのです。

>「臨床環境医学の擁護者のレベルは、結局その程度なんでしょうね」

レベルの低い信奉者達のためとはいえ、またもや「おまえの母さんでべそ」レベルの発言。
それに、あの・・・私は「臨床環境医学を擁護する」とは、一言も言っておりませんが。
私の主張の要点は二つです。
一つは、「runさまへのもの言いが目に余る」と言う意見。
もう一つは、「産業化学物質の免疫系への影響という点から、化学物質過敏症を考えてみてはどうか」という意見。
それだけです。
誤解されているようですが、臨床環境医学の擁護は考えていませんあま。

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/09/10 12:35 前回の
>誤解されているようですが、臨床環境医学の擁護は考えていませんあま。
の最後の「あま」は、ミスです。
HNを入力したのが、入っちゃったようです。
>誤解されているようですが、臨床環境医学の擁護は考えていません。
です。

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/09/10 12:38 一博士さま、はじめまして。

>「NATROMは"自称"医者」などと自己紹介を信用しない割には、アマデウス龍彦さまはコメントの大部を割かれて自己紹介欄を気にしておられるようですが、意味のあることでしょうか。

私は、NATROM先生を自称医者などと言ったことは、過去に一度もありません。
kikulog時代から、素直に“内科医”と信じてやり取りしてきました。
だからこそ、今回“カリスマ”を自称された「はじけっぷり」に、びっくりしているところなのです。

>何を甘い期待or要望をしているのでしょうか。学問の世界で、議論相手に「訳させる」手間を取らせることなど噴飯ものです。

あなたこそ、ネットを甘くみておられますね。
ネット社会は、学者だけの世界じゃないことくらい、御存じですよね。
だから、ブログでのやり取りは、学問の世界の常識ではなく、世間の常識を持って行うと考えるのが普通です。

あと、単純ミスでしょうけど。
龍彦と竜彦を混ぜるのは、出来ればやめていただきたいです。
というのも、作家の澁澤龍彦への尊敬から使わせてもらっている“龍彦”で、私の名前じゃないので。
アマデウスは、モーツァルトへの敬愛の念から。
つくづく呼びにくい変なHNにしてしまった、と自分でも思います。
kikulogでも、正確に呼んでくれる人が、なかなかいませんでした。
NATROM先生のように慎重でクレバーな方は、大丈夫でしたけど。

ところで、体験談の方は、とても参考になりました。