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» 2013年09月10日 08時44分 UPDATE

三井住友銀行が「パスワードカード」を導入 邦銀初、ネットバンキング用

三井住友銀行は、ネットバンキングで使い捨てのパスワードを取引ごとに毎回発行する「パスワードカード」を10月21日から導入する。

[産経新聞]
産経新聞

 三井住友銀行は9日、ネットで振込や送金などを行う「インターネットバンキング」で、使い捨てのパスワードを取引ごとに毎回発行する「パスワードカード」を10月21日から導入すると発表した。本格的に使い捨てパスワードを導入するのは国内の銀行では初めて。

 三井住友銀行は9日、ネットで振込や送金などを行う「インターネットバンキング」で、使い捨てのパスワードを取引ごとに毎回発行する「パスワードカード」を10月21日から導入すると発表した。本格的に使い捨てパスワードを導入するのは国内の銀行では初めて。

画像 三井住友銀行が10月から導入するパスワードカード。長さ7センチ、幅4.5センチ、重さ13グラムで携帯にも便利そうだ=9日、東京・丸の内の三井住友銀行本店(小川真由美撮影)

 インターネットバンキングをめぐる不正送金の被害が多発しているのを受けての措置。従来の乱数表方式の暗証カードを廃止し、パスワードカードに切り替える。新規契約者のほか、既存契約者も順次こちらに変更してもらう。同カードは無料で配布する。

 パスワードカードは薄型カード電卓に似ており、60秒ごとに使い捨てのパスワードを次々と自動発行する。一度使うと無効になるため、安全性が高まると判断した。海外ではドイツ銀行など複数の銀行が導入している。

 三井住友銀行では今年に入り、契約者が正しい銀行のサイトにアクセスしているのに、コンピューターウイルスのせいで偽のサイトに接続させられる被害が起きている。認証情報などが盗み取られ、不正送金の被害も続出していることから、安全対策の強化が急務となっていた。

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