プロテインの種類、価格

プロテインの種類、価格

プロテインには、ホエイ、ガゼイン、ソイ、エッグなどの種類があり、それぞれに違いや特徴があります。目的に応じて使い分けることで、効果的にたんぱく質を摂取することができます。

ホエイプロテイン

牛乳を原料に作られています。乳清(にゅうせい)、乳漿(にゅうしょう)とも呼ばれます。ヨーグルトに多く含まれることで有名です。(ヨーグルトの上澄みに溜まる液体がホエイ(ホエー)です。高タンパク、低脂肪で栄養価が高く、消化も早い(吸収が早い)栄養の高い食品です。チーズを作る過程で多くのホエイができますが、なんと以前は捨てられていました。現在は栄養価の高さが認知され、その性質からプロテインとしても有効に活用されています。ホエイを使った製品が最も主流となっており、多くのメーカーが商品として取り扱っています。種類も多く価格は比較的安価なものから高価なものまで様々です。消化が早い(吸収が早い)ため、トレーニング直後に飲むプロテインとして人気があります。

カゼインプロテイン

上記のホエイと同様、牛乳を原料に作られています。吸収が遅いため、トレーニング直後に飲むのはお勧めできませんが、就寝中の成長ホルモンの分泌が盛んな際(筋肉の修復が活発に行われている時)に、効率よくタンパク質を補給するため、就寝前に飲むプロテインとして優れています。価格はやや高価で種類も多くありません。

ソイプロテイン

大豆を原料に作られています。健康食品としても多く使われている大豆イソフラボン、エストロゲンを多く含み、女性に人気があります。あくまでタンパク質の補給としての製品ですから、女性に多い骨粗鬆症や更年期障害の軽減を目的とした摂取は行わないようにしましょう。水に溶けにくく、飲みにくい為、よくシェイクして飲まないと、粉っぽさが残ります。吸収が遅いため、就寝前の摂取が向いています。なぜか製品の種類が少なく、価格はホエイプロテインと同じ位です。豆乳から余分なカロリーを無くし、タンパク質の率を高めた感じでしょうか。日本に昔からある「きな粉」が大豆から作られており、タンパク質や食物繊維、ミネラルが多いため、きな粉をソイプロテインと同じように使う人もいます。

エッグプロテイン

卵を原料に作られています。優れたタンパク質として昔から知られる白身が原料で、吸収も早く体重を増やしたい方に向いています。種類は少なく、価格が高価な為かそれほど目立たない製品です。卵自体は鶏肉や赤身の肉、シーチキン等の魚の缶詰、大豆製品等の天然タンパク質の中では、大変ポピュラーな食品です。特に白身は手軽に摂れるタンパク質として人気があるため、今後種類の増えて欲しい製品です。

上記のほとんど製品の製品は粉末状のもので、水や牛乳で溶かして飲みますが、お菓子のように固形状になった物、タブレット状(錠剤)になった物、スポーツ飲料に含まれた物、ゼリー状になった物もあります。しかし価格が高いので、現状では粉末状のものがコストパフォーマンスに優れ、主流になっています。ソイの性質を見て頂けましたらわかるように、吸収が遅いため、ホエイ製品を豆乳で溶かして飲むと早い吸収、遅い吸収のタンパク質と違い出てきて、効率的に摂取出来るように思います。最近のプロテインは低価格だからといって効果が薄いわけでもなく、まずは価格の安いものから試してみてもよいでしょう。

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