俳優・堺雅人(39)の主演で8日に放送されたTBS日曜劇場「半沢直樹」(後9時)の第8話の平均視聴率が32・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。前週放送の第7話(30・0%)に続き、2週連続の「大台」超えは03年の「GOOD LUCK!!」(木村拓哉主演)以来、10年ぶりの快挙だ。
初回は19・4%でスタートしたが、8話まで1度も数字を落とさぬ右肩上がりの視聴率をキープしている。瞬間最高視聴率は午後9時56分の37・5%。半沢の妻・花(上戸彩)が、半沢の父が自殺した真相を知ってしまうシーンだった。
放送以外にも社会現象を巻き起こしつつある。半沢の決めぜりふ「倍返し」をモチーフに、半沢の名刺がプリントされた「倍返し饅頭」(税込み840円)は、販売元のTBSショップに毎朝開店前に100人を超える行列ができるほどの盛況ぶり。同局の通販サイト「ishop」では売り上げトップ10のうち6商品が半沢関連グッズだ。
同局の担当者によると、「半沢―」についての問い合わせや営業の電話が殺到しており「普段の10倍返しぐらい。うれしい悲鳴です」。タイアップの売り込みも多く、なかには銀行員の合コンパーティーとのコラボのオファーまであったという。最終回まであと2回。まだまだ「半沢―」ブームは広がりを見せそうだ。
[2013/9/10-06:00 スポーツ報知]