2013.9.10 10:01(3/3ページ)

虎・マートン退団危機!来季年俸4億円以上要求

代理人が年俸4億円以上を要求。最悪、退団の可能性が出てきたマートン

代理人が年俸4億円以上を要求。最悪、退団の可能性が出てきたマートン【拡大】

 その一方でマートンが球団に不信感を募らせているという情報もある。事実、プレー面の一例では8月10日の中日戦(ナゴヤD)で相手先発・カブレラから背中を通過するボールを投じられたが、首脳陣に抗議の動きはなかった。また、人気球団があるがゆえに一挙手一投足に注目を浴び、守備で「怠慢」といわれる状況下にも不満を持っているという。そして、そのフォローがない現状に心の溝が生まれても、不思議ではない。

 来日4年目、優良助っ人が退団するとなれば、大きな痛手。他球団が獲得に動くのは確実だ。ただ、球団内では高騰する年俸を懸念し、“深追いしたくない”という思惑もある。過去には「タイガースのユニホームを着て、プレーすることに誇りを持っている」と語っていた男だが、行く末、互いの歩み寄りがなければ…。来日1年目の2010年にシーズン日本記録の214安打を打ち立てた助っ人の退団危機。猛虎がシーズン終盤に差し掛かり、難題に直面している。

★阪神の外国人事情

 メッセンジャー、スタンリッジの両先発は慰留につとめる方向。ボイヤーの去就は微妙。すでにコンラッドは構想外で、ザラテは5日にベネズエラに帰国。このまま退団となる。来季の最大の補強ポイントはストッパーとしており、韓国三星の呉昇桓(オ・スンファン)が筆頭候補。現在、中村GMが渡韓し視察している。

(紙面から)