代理人が年俸4億円以上を要求。最悪、退団の可能性が出てきたマートン【拡大】
マートンが来季も虎に残るのか、それとも…。今季で2年契約2年目(バイアウト)を終えるマートンの去就が不透明になっていることが明らかになった。
球団幹部は以前に「(交渉は)シーズンの終盤まではかからない。代理人と話を詰めることになる」と語っていたものの、交渉は難航の様相を呈していた。
すでに渉外担当らが渡米。8月にマートンの代理人と接触するなど、交渉は本格化している。
今季マートンはシーズン序盤から4番を担って活躍。現在は5番に座り、ここまで121試合に出場。打率・309、15本塁打、74打点でセ・トップの146安打を重ね、2年連続Bクラスから2位への躍進に貢献している。
関係者によると、M砲の代理人はその現状を踏まえ、現時点で年俸約2億4600万円から大幅アップの4億円以上を希望しているという。球団側の設定額は2億円台後半とみられる。代理人が、まず強気の要求をすることは、交渉の常套手段だが、それにしても1億円以上と大きな差が浮き彫りになった。
加えて、別の球団幹部はマートンの残留に「(新外国人との)比較論になる」と新外国人の外野手調査を同時に進めることも明言した。これまでは打者は三塁、もしくは一塁の内野手補強を重視し、オリックスの李大浩内野手(31)らに注目してきた。だが、ここにきてポジションにこだわらず、4番候補の打力を最優先事項に方針転換。外野手を含めたリストアップ作業を改めて行うことから、自ずと天秤にかかるケースが出てくる。