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【サッカー】

麻也がガーナ撃破の秘策 柿谷への一発フィード解禁

2013年9月10日 紙面から

ウオーミングアップする吉田(左)。右は本田=日産スタジアムで(由木直子撮影)

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 日本代表DF吉田麻也(25)が9日、ガーナ撃破の秘策として、1トップに入ることが濃厚なFW柿谷曜一朗(23)への直接フィードを狙うことを明かした。代表チームは国際親善試合ガーナ戦に向けて、試合会場となる日産スタジアムで最終調整。高い守備ラインのガーナに対して柿谷は最高のターゲットで、懸案の守備の立て直しはもちろんのこと、新ホットライン結成で攻撃でも存在感を発揮する。

 最終ラインから最前線へ−。吉田から柿谷への新ホットラインが、ブラックスターズの急所を突く。主力を欠くとはいえ、南アW杯ベスト8の通称ブラックスターズに対し、吉田が必殺フィードを解禁することを表明した。高いDFラインのガーナに対し、柿谷は最高のターゲットとなるからだ。

 「背丈はないけど、ボールコントロールがすごくうまい。速いパスや浮いているボールをしっかり収めてくれる。柿谷なら裏へのチョイスが出てくるし、一発で狙えるならそれにこしたことはない。最短距離が一番」。これまでの1トップは相手を背負ってボールを受けるタイプばかりだったが、常に裏を狙っている柿谷ならば、1本のパスでビッグチャンスをつくることができる。「特に守備では雑さが多少出る」と分析するガーナ相手ならなおさらだ。

 吉田にとって、ロングフィードは大きな武器のひとつ。ただ、5月に負った股関節の故障以降、「良くなったり、また痛みが出たりしていた。特に強いミドルのパスを出すのが一番負担がかかる」と、キック時に痛みがひどくなる問題を抱えていた。それでも入念な体のケアによって、「ここ数カ月の中ではすごく状態がいい」とまで回復。「いろんなことを試しながらやれればいい」と、ガーナ戦で満を持して長距離パスを出す準備は整った。

 もちろんDFとして最重要視しているのは守備だ。「0に抑えることが最大のテーマ。相手のレベルが上がっても続けていかないと」。2戦連続完封の上に攻撃での貢献を加え、最終ラインで不動の存在であることを証明する。 (宮崎厚志)

 

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