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【モータースポーツ】【スーパーGT】まな娘の言う通り! 平手パパ1番 今季初勝利! スランプ中も長女の笑顔が活力に2013年9月10日 8時51分 第6戦富士決勝
【富士スピードウェイ(静岡県)碓氷英靖】スーパーGT(SGT)第6戦は8日、当地で決勝を行い、GT500クラスはポールポジション(PP)からスタートしたセルモの立川祐路/平手晃平組(SC430)が、セーフティーカーの導入で一時5番手後退も、執念の再逆転で今季初勝利を挙げた。ニスモの柳田真孝/R・クインタレッリ組(GT−R)は9位に終わり、ランク首位から陥落。GT300クラスはGSRの谷口信輝/片岡龍也組(BMW Z4)が、5番グリッドからの逆転で今季初Vを飾った。(観衆=3万2800人) ◇ ◇ ◇ 歓喜の優勝セレモニーで平手晃平は、長女の雅(みやび)ちゃん(1歳4カ月)を小脇に抱えて表彰台に上がった。「今年は第2戦の富士で2位になっているから、その時に一緒に上がるチャンスはありました。でも、娘との最初の表彰台は一番高いところ(優勝)と決めていましたから。あれから3カ月、ようやく実現できて良かったです」。まな娘とともに味わう今季初勝利は格別なものだった。 今年は開幕戦で4位、第2戦も2位とまずまずの滑り出し。ところがトップ争いをしていた第3戦セパンで他車と接触、14位に終わってから歯車が狂い出す。そこから前戦まで不運なアクシデントやペナルティーが重なり、3戦連続ノーポイント。「クルマはすごく速いのに、なかなか結果がついてこない。ものすごくフラストレーションがたまるレースが続いていた」と平手。そんな時に心の支えになったのが娘の存在だ。 「レースで結果が出なくて悩んだり暗い気分になったりしても、家に帰ればああやってニコニコ笑って和ませてくれますから。最近はしゃべれるようになって『パパが1番?』ってやると、『うん1番』って返してくれる。それが励みになったし、また頑張ろうと思えました」 スランプ中も、娘を表彰台に上げたいという気持ちが活力源になった。それからはノーポイント中のレースのビデオを何度もチェックし直し、自らの走りを反省。「本当は見るのも嫌なんですけど、何が悪かったのかを見つめ直さなければ次の段階にいけない。今回の富士で優勝するためには嫌なことから逃げていては駄目なんだ」と覚悟を決め、本番に臨んだ。 その結果、PPからトップのまま同僚の立川祐路にスイッチ。その立川は一時5番手まで順位を落とすが、再逆転してトップでゴールした。「抜かれても平手の走りを見ていたから、普通にやれば大丈夫だと思っていた」と後輩をたたえる立川。平手にとっては娘だけでなく、チームメートとの絆も深める一戦となった。 ○…セルモの立川祐路が8日、GT500クラスでの通算勝利数を「15」に伸ばし、モーラの本山哲が持つ最多勝記録に並んだ。立川は7日にも、自身が持つ最多PP記録を「18」に更新したばかり。 PR情報
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