フェラーリの来季シートに注目が集まるなか、第１２戦イタリアＧＰ決勝日（８日）には、世界耐久選手権に参戦している小林可夢偉がフェラーリの一員としてモンツァを訪れた。レース前のランチタイムにチームのパドッククラブに出席するなど、スポンサー活動に追われていた。来季契約に向けて重要な時期ということもあって、今後に関しては口を固く閉ざし、「お金だけはどうしようもないから…」と、現在でもシート獲得に持参金が必要であることを嘆くような本音も。
ただし「まだＦ１は諦めていません。頑張るしかないでしょ」ときっぱり。来年の復帰に希望は捨てていない。次にＦ１の現場を訪れる予定は、日本ＧＰ。その直前には東京と大阪でフェラーリのマーケティング活動を行う予定という。（尾張正博）