中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > モータースポーツ > ニュース一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【モータースポーツ】

【スーパーGT】負の連鎖断った立川/平手組が今季初V 第6戦富士決勝

2013年9月9日 8時56分

速さはあってもなかなか結果が出なかったセルモのSC430がうっぷん晴らしの快勝を飾った(カメラ=多賀まりお)

写真

 【富士スピードウェイ(静岡県)千葉亨、碓氷英靖】スーパーGT第6戦は8日、当地で決勝を行い、ポールポジション(PP)からスタートしたセルモの立川祐路/平手晃平組(SC430)がセーフティーカー(SC)の導入で一時5番手まで後退も、執念の追い上げを見せて今季初勝利を奪った。リアルの塚越広大/金石年弘組(HSV−010)が2位で続き、トムスの伊藤大輔/A・カルダレッリ組(SC430)が3位。GT300クラスはGSRの谷口信輝/片岡龍也組(BMW Z4)が、5番グリッドからの逆転で今季初Vを飾った。(観衆=3万2800人)

     ◇     ◇     ◇

 予選でPPを取っても笑顔を封印していた立川が、満面に笑みを浮かべながらトップでゴールした。今季初めて味わう勝利の味。無得点レースが3戦続く負の連鎖をようやく断ち切った。

 「ここ3戦ずっとトップ争いをしながら結果が伴っていなかったから、やっと勝てたという思いが強い。今日もトップからポジションを落としたから『またか』と思ったしね」と胸をなで下ろす立川。この日もノーポイントの悪夢が一瞬よぎった。同僚の平手晃平がPPからトップを快走も、他車のアクシデントで21周目にセーフティーカーが入り、5秒のリードが台なしに。立川に運転がスイッチした後も遅いクルマにペースをかき乱され、5番手までポジションを落とした。

 だが、ここからが冷静だった。ゴールまでの燃費を念入りにチェックして再プッシュ。43周目で塚越組を抜いてトップに立つと、あとは危なげない走りで逃げ切った。これでランク首位とは3ポイント差の4位。「まだチャンピオンはあきらめていない。残り2戦全勝するつもりで頑張る」と立川。自身8年ぶりの王座奪回へ、反撃はこれからだ。

優勝を喜ぶ立川祐路(右)と平手晃平。左は高木虎之介監督(カメラ=多賀まりお)

写真
 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ