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【モータースポーツ】

【F1】ライコネン、跳ね馬入り急浮上 モンテゼモロ社長が週明けにも決断

2013年9月9日 8時53分

第12戦イタリアGP決勝

フェラーリに復帰か。またもや周囲が騒然となっているライコネン(左)(カメラ=松本浩明)

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 【モンツァサーキット(イタリア)L・バスコンセロス、柴田久仁夫】F1第12戦イタリアGP(8日決勝)が行われている当地で、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモロ社長(66)が来季のドライバーラインアップを数日中に決めることを明らかにした。エースのフェルナンド・アロンソ(32)は2016年まで契約が残っているが、もう一人のフェリペ・マッサ(32)は1年契約でまだ更新を済ませていない。同社長はマッサ続投の可能性を残しながらも、09年末にけんか別れした現ロータスのキミ・ライコネン(33)復帰の可能性を否定しなかった。

     ◇     ◇     ◇

 予選でマッサがアロンソを引っ張る戦略が不発に終わったフェラーリは意気消沈だが、詰め掛けた報道陣を前にモンテゼモロ社長が来季ドライバーの話を切り出した。

 「モンツァの直後に考えようと思っている。まだ何も決めていないが、数日で決めるつもりだ」ときっぱり。大切なチームの母国GPでの結果を最優先し、来季の契約交渉を後回しにしたが、機は熟していると判断。「まずはマッサと話すが、われわれには考えがある。それに従って決めるつもりだ」と意味深な言葉を続けた。

 マッサの契約更新は昨年も大幅に遅れただけに今年も続投の可能性は皆無ではないだろう。が、ここにきて急浮上したのがアロンソを迎え入れるため、09年末にモンテゼモロ社長とけんか別れしたライコネンの存在だ。「キミと何があったかって? 彼は(07年に)チャンピオンになっているし、マイケル(シューマッハー)とロス(ブラウン)抜きでタイトルを取れたのは大きな満足だった。何より彼は速い」と同社長。昔のしこりが残っているどころか、もろ手を挙げて迎え入れそうなほどの高い評価だ。

 「まあ、ほかのドライバーの可能性もあるし、昨年のようになることもある。何事も一長一短だから、慎重にならないといけない。が、今は決断を下すときだ」。そう言い切ったモンテゼモロ社長。週明け早々にも決断するつもりだ。

 

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