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【大リーグ】イチローの“足”でヤ軍サヨナラ勝ち 対レ軍の74年ぶり屈辱を回避2013年9月10日 紙面から ◇レッドソックス3−4ヤンキース自慢の足でチームを救った。ヤンキースのイチロー外野手(39)は8日(日本時間9日)、地元ニューヨークでのレッドソックス戦で、3−3の9回にこの日2安打目で出塁。二盗を決めてタッチアップで三進すると、最後は暴投で生還し、チームの4連戦4連敗を阻止した。今季20盗塁とし、メジャーデビューから13年連続20盗塁も達成した。4−3で勝ったヤ軍はワイルドカード(WC)によるポストシーズン(PS)進出争いでPS進出圏のWC2位レイズとの2・5ゲーム差を維持した。 10月に不惑を迎える男とは思えない走力で、サヨナラ劇で“独り舞台”を演じた。3−3と同点に追いつかれた直後の9回。1死から外角低めのカーブをバットの先で拾い、中堅の左にポトリ。 ここからがスピードスターの真骨頂だ。続くウェルズへのカウント2−2からの5球目でゴー。共同電などによれば、イチローが「あの(投球)モーションならばいける。バッターを見ないので、あれで(ウェルズに)振られるとつらい」と評した“ギャンブルスタート”だったが、悠々セーフで二塁を陥れた。 さらに、直後の右飛でタッチアップして三塁に進むと、ワークマン投手は動揺したのか、続くソリアーノへの高め直球がすっぽ抜け、暴投でサヨナラのホームイン。イチローははじけるような笑顔でバンザイした。守護神リベラは真っ先にベンチから飛び出し、9回に許した同点弾を帳消しにしてくれたイチローを満面の笑みでハグした。 ヤ軍が暴投によるサヨナラ勝ちを収めたのは36年ぶり。背番号31は「あんなので(大喜びは)かっこ悪い。特別なことは何もしていない」と涼しい顔だったが、ジラルディ監督は「三進したときは(2死だし)大したことじゃないと思っていたが、結果的にあれが大きかった。本当に必要な勝利だった」と感謝した。 もし負けていれば、本拠地での宿敵Rソックス相手の4連戦4連敗は1939年7月以来74年ぶりの屈辱だったが、結果的にはワイルドカード2位レイズと2・5差に踏みとどまった。 記録専門のエライアス社によれば、「デビューから13年連続20盗塁」は、1900年以降の近代メジャーではリッキー・ヘンダーソン(アスレチックスなど)とオジー・スミス(カージナルスなど)に次ぐ史上3人目。野球には「足にスランプはない」との金言があるが、イチローの足には年齢による衰えもない。 PR情報
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