目標はこんな感じ♪
今日は、初めての人が僕ともう一人、あとは受講5回目の先輩が一人。
先輩は黙々と。
僕たちは、先生に教えてもらいながら始まった。
まず、粉の合わせ。
5人前を二八で打つので、500gをそば粉400g、小麦粉100gとする。水は215ccの指示を受けた。
一つのボールにそば粉も小麦粉も一緒にいれるのだけど、必ず、小麦粉から量って入れること。
理由は、小麦粉の方が量が少ないから、ボールにいれたときにそば粉よりも山が小さい。
とすれば、仮に小麦粉を後に入れて多すぎた場合に、そば粉も一緒に削り取ってしまう恐れがあるから。
ボールに入れて混ぜるんだけど、この段階は「均一に混ざればオッケー」くらいな感じ。
そして、鉢に移し替える。
水を8割程度入れる。入れ方は、周りから入れていくというよりも、結構真ん中に集めて入れる感じ。
(ここは蕎麦打ち体験と大きく違う印象を受けた)
水を入れたら、周りの粉で水を覆い隠すようにしてから、かき混ぜる。
このとき、極力直接水に触れないこと!
かき混ぜ方は、指を必ず立てて混ぜること。左右の手を円を描くようにして混ぜる。指は立てたまま。
男性よりも女性の方がこの工程が上手らしい。
男性は両方の手を同時に使うのに慣れておらず、女性は家事で両手をいつも使うからだろうとのこと。
指を立てて混ざったら(この状態はまだまだ塊には程遠い)、残りの水を入れて、今度は手のひらを使って混ぜる。
これも両手で大きな円を描くように。ひたすら混ぜてゆく。
それでもなかなか塊にならない。ここまでは先生の想定通りみたいだった。
そして、加水をする。今度は、何ccとか、そういうことじゃない。
僕の好きな、「感覚でやる」って言葉が先生から飛び出た。なんか高まる。
水は片方の手ですぼめて受けて、両手を合わせて加水をする。
オッケー印くらいの塊がゴロゴロできるのを目安とする。ゴロゴロが完成したら適当にくっつける。
ここから捏ねの工程。
捏ねる回数は、50回で十分。捏ねる工程でコシが生まれるわけではない。
大切なのは、均一に水がいきわたっていることで、捏ねはあくまでゴロゴロの繋ぎをなくすことにある。
鉢の内側のカーブを利用して、力をぐっと加える。結構伸ばす感じ。
8回やって、今度は縦にして、同じように繰り返す。8回やって、向きを変えて、8回やって・・・。
捏ねの工程は、うまくできていると褒められた!
ま、当然なんだけどさ。捏ねるの得意だからw
捏ね終わったら、菊の花のように割れ目を中心に持っていく。
左手で支えて、右手で回す。このとき、指の跡が残らないように、手のひらで行うことを意識すること。
丸っこいのができたら、今度は、それを横にして、円錐を作る。
左手で支えて、右手で少しずつ転がしていく。このとき、円錐を尖がらせないこと。
尖がらせてしまうと、押しつぶす時にうまくいかない。
円錐が切れ目がない円錐を目指す。
円錐が出来上がると、鉢から台へ移して、台に打ち粉を敷いて、円錐の尖がり部分をつぶしながら、マルに平らにしていく。
これで、一区切り。
シートをかぶせて、鉢を洗う。片づけをしながら作業を進めること。
次は、伸ばしの工程。
円の真ん中縦に打ち粉を軽く振って、棒を両手のひらで円を描きながら、手前から奥へ移動させる。
向きを変えながら繰り返し、円を大きくしていく。
(この縁にしていく工程が苦手みたい。既にいびつな円っぽい感じになっているw)
ここから、伸ばし棒に巻きつけて、さらに伸ばしていく工程に移る。
ここから先の伸ばし方は、さっきの手の持ち方とは違うので気を付けること。
手を軽くグーにして、棒に爪を当てておく感じで移動させていく。3回で手前から奥へ△の形をイメージして。
手前から奥へくるくるさせて、手前に戻すのを6回して、
今度は180°回転させて反対方向になって、手前から奥へくるくるを5回。
そうすると、レモンのような形になるから、今度は伸ばしていない方向を巻きつけて5回。
180°回転させて4回。
6-5-5-4
そして角出し(教室では四つ出しと呼んでいた)。
手前を伸ばし棒に少し巻きつけてから、別の伸ばし棒でまず左半分を伸ばす。
この時、奥の先端までは行わない。奥の先端は次の工程で行う。
次は右半分。左側と同じ要領で伸ばす。
この次に左側の奥の先端、右側の奥の先端を伸ばす。
棒に巻きつけて、180°向きを変えて、同じことを繰り返す。
そうすると、四角くなる。
(僕の場合は、四角というより、なんかいびつな感じだったけどねw)
正方形では、切りのときに難しいので、さらに少し伸ばし、長方形に整える。
長方形に整えたら、畳みの工程。
この畳みの工程では、打ち粉をしっかりと使う。打ち粉を振ったら、均一に伸ばすこと。
まず、伸ばし棒に巻きつけておいた状態から3分の2くらいを開いて、左半分に打ち粉を振る。
伸ばし棒を左に移動させつつ、棒を逆方向に回転させながら、ピッタリ二つ折りに。
二つ折りにしたら、右端のもっこりはきちっと決める(押さえる)。
次に、下半分に打ち粉をふるい、奥に手を回して、一気に畳む。
最後に、もう一度、上に打ち粉を振って、さらに畳む。
畳みが終われば、いよいよ最終工程の切り。
切りで気を付けるべきは、包丁の持ち方と駒板の支え方。
包丁は、人差し指は伸ばして握りの奥までしっかりと入れること。
(ついついこのことを忘れてしまって2回怒られた)
駒板は、ハワイ持ちにする。
包丁はまっすぐ下におろすのではなくて、斜め前へ押し出すようにして切る。
切り終わってから、包丁の腹で駒板を押して、さらに切り進んでいく。
このとき、包丁を上げて駒板を移動させないことと、包丁を上げるときはしっかり上げること。
上げきらずにいると、面を包丁で傷つけてしまい、麺が切れてしまう。
20回切って、包丁で持ち上げて右に移動させ、板に落とす。
両手でかき集めて、左手で受けて、面についた打ち粉を振るう。
右手に持ち替えて、されに打ち粉を振るって、容器に入れる。
これが全工程。
簡単なようで難しいもんだなあ。
先生に「できそうですか」と感想を聞かれ、「もちろん、できるなって思いました」と答えておいたぜ。
なんたって、捏ねと最初の伸ばしは褒められたからね。
あとは訓練あるのみさ。
そばを打ち終わって、茹でる工程を教わった。
用意するものは、①大きめの鍋、②ボウル、③網のボウル、④氷を入れたボウル、⑤さい箸、⑥時計くらいなもん。
まず、麺の打ち粉を払う。
沸騰した鍋に(そんなにグツグツしていなくてもいいみたい)、麺を入れる。
時間は1分30秒。時計でしっかり計る。
時間が迫ったら、網のボウルを鍋に入れて、麺を掻き入れる準備をする。
時間とともに麺を掻き入れて、水で洗い、氷水でしめる。
水をしっかり切って、盛り付ける。
試食したんだけど、結構美味しくできた♪
技術をしっかり自分のものにして、早く君に自信を持って食べさせたいな。
頑張ろう!