こういう日はゆっくりと時間が進むね。
僕はね、何にもしない、こういう時間がこうもいいもんなんだなって初めて思ったように思う。
夕方になって、近くのスーパー銭湯にでも行こうかと。
その前に少し川越回ろうって話になったね。
お目当てはKOEDOビールの白生ビールなわけだけどさw
早く温泉に行きたいとぐずる少年は、そっと無視しておきながらw、
君から時の鐘の前を通りたいというリクエスト。
キョロキョロしながら、「さっきのとこ曲がれるよ」と教えてくれたね。
この町のイメージを少しずつ膨らませてくれている君に心から口づけしたくなる。本当嬉しいんだ。
事故っちゃいけないから、ぐっと我慢さ。
すぐさまUターンして、右折。
時の鐘の目の前まで車をつけることができたね。
そして、ちょうど時刻は18時。
初めて鐘が鳴らされる音を聞いた。
感激だったよね!
初めて時の鐘が鳴るのを君と一緒に聞けて、本当に嬉しかったよ。
君の肩を抱き、鳴らされる鐘の音は、心の奥にこだまを繰り返して響いていた。
心の奥の方を突き動かすかのようなこだま。
肩を抱く手に力が入ったのを今も覚えてる。
近くの枡屋という酒店でKOEDOビール白を購入するも、あまりの愛想のなさに少々ビビるw
もうあの店では何も買わん。
ようやくグズル少年のリクエスト通り、温泉へ向かう。
とその前に、富士見バイパスを走っているとその先から花火が上がり始めたね。
ずっと花火を見たいと言っていた君と、この夏の終わりに花火が見れるなんて!!
めちゃ嬉しそうな君に僕の気持ちは舞い上がったよ。打ちあがりそうな気分w
吉野家に急いで車を止めて、花火を二人で眺めたね。
少年は目の前に温泉があるのに、なかなか行こうとしない僕たちに完全に呆れ、この上なくぐずってたww
そんなことはお構いなしさ。
僕たちは、そんな少年のおかげで、二人っきりで花火を眺めることができたもんね。
短めの花火だったけど、綺麗で、何より君と一緒だったのが最高!
再来年は一緒に川越の花火大会に行こうね。前に話したとっておきの場所に行こう。
ようやく少年の希望通り、はつかり温泉へhttp://www.kuranoyu.jp/hatsukari_top.html
富士見バイパスの横にあるとは思えないw
ライトアップが意外と雰囲気を出してて良し。
少年はお目当ての滝を目指して女湯にまず行って、
その後、男湯に戻ってくることに。
お客も多いから、見つけられるかなあなんて心配しながら、
しっかり野天風呂行ったり、サウナ行ったり楽しんでいたよw
サウナから出て汗を流そうと洗い場に行くと、鏡越しに少年がwよくすぐ見つけたね。
ニコニコしてた。
少年からは塩をつけて寝っころがると風が当たって気持ちいいし、肌がつるつるになるとか、色々と教授されたw
塩サウナで塩を失敬して二人とも体に塗りまくりw
数分おいてお湯で流して、きれいさっぱり。つるつるに。
君もよくやってるって少年から聞いて、君のすべすべ肌を思い浮かべる。
思い浮かべてたところで、あっちに行こうとかこっちに来てくれとか、とにかく忙しいww
そして、野天風呂で空を見上げると、白鳥座がキラリ。
フルチンで寝っころがって見上げる。なんとも優雅だw
ま、すぐに場所の取り合いになったけどねw
伊香保のところで書かなかったけど、
風呂上がりの君は本当に綺麗。
少し化粧をした君の顔も好きだよ。目元が本当に綺麗で素敵に思う。
つるつる肌にも触れると、恥ずかしそうに微笑む君はとっても可愛い。
綺麗と感じれば綺麗と言い、可愛いと感じれば可愛いと言う。
そして、大好きだという気持ちをそのまま素直に大好きだと言う。
今までは照れもあって、すぐには言葉に出さなかったことや、何度も言ってるって思うことも、
これからは何度でも言いたいし、何度でも言うよ。
それで、君に僕の気持ちが身体いっぱい心のどこかしこにも伝われば、最高!
早くおうちへ帰ろう
夕飯は遅めになったけど、お好み焼きを作ってくれたね。
少年は、なんでだったか、グズって「ご飯いらへん」なんて言って、そのままふて腐れてたw
気にせず二人で食べちゃったもんねww
また作ってほしいな。
実は、失敗作にも出会ってみたいw
どんな顔して僕が食べるのか楽しみにしておいておくれ。
でも、わざとは嫌だよww
そして、君を可愛がり、二人くたくたのまま、君は僕の腕の中で眠る。