無人機:中国 「国籍不明機」に「状況把握せず」
毎日新聞 2013年09月09日 20時24分(最終更新 09月09日 21時05分)
【北京・石原聖】尖閣諸島北東の公海上空で日本の防空識別圏に入った中国軍所属と見られる「国籍不明」の無人機について、中国外務省の洪磊(こうらい)副報道局長は9日の定例記者会見で「状況を把握していない」と述べた。
一方、8日に沖縄本島−宮古島間の公海上空を往復した中国軍のH6爆撃機2機について、中国国防省は9日、「年度計画に基づき海軍の航空機が西太平洋で飛行訓練を行った。いかなる特定の国と目標に向けたものでもないが、今後もこの種類の定期訓練を行う」と発表した。中国空軍はH6の新型でハワイも攻撃範囲に収められるH6Kを15機保有しており、2020年までに相当数の増産が予想される。