来週のFOMC、緩和縮小めぐり予断持たず臨む=米サンフランシスコ地区連銀総裁
[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は9日、来週開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)について、米連邦準備理事会(FRB)の債券買い入れプログラム縮小に関し予断を持たずに臨む考えを示した。
全米企業エコノミスト協会(NABE)での講演後、記者団に語った。
総裁は、バーナンキFRB議長が示した債券買い入れの年内縮小開始および来年終了という行程について、依然として「100パーセント」支持しているとした。
前週末6日に発表された8月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想より小幅な伸びにとどまり、市場ではFRBが来週のFOMCで買い入れ縮小に着手するか懐疑的な見方も出ている。
ウィリアムズ総裁は最近の経済指標について、経済が徐々に改善しているという見方と総じて一貫していると指摘、FRBは単月のデータに過度に影響されるべきではないとの見方を示した。
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