【ソウル時事】韓国鉄道公社が今夏、ソウル駅で、日本の鉄道旅行の魅力の一つである「駅弁」をモデルにした弁当販売を始め、人気を博している。担当者は「鉄道先進国である日本の駅弁を参考にしつつ、韓国に合った弁当文化をつくりたい」と意気込んでいる。
ソウル駅は新幹線に相当する高速鉄道「KTX」が発着する中心駅。しかし、これまでの弁当は主にコンビニ弁当や車内販売で、種類が乏しく、評判はいまひとつ。こうした状況を踏まえ、同社は日本のように列車旅行の醍醐味(だいごみ)に発展させようと発案した。もともと、JRと定期派遣研修などの交流があり、研修後、日本の「駅弁」について報告する社員が多かった。乗客からも「日本のような弁当はないのか」との要望が強かったという。
[時事通信社]