【力丸祥子】宮城県警は9日、交流サイトのIDやパスワードを他人から不正に取得するコンピューターウイルスを作ったなどとして、福岡県久留米市の高校1年の少年(15)と奈良県橿原市の中学校3年生の少年(14)を、不正指令電磁的記録作成などの疑いで仙台地検に書類送検し、発表した。容疑を認めているという。
県警サイバー犯罪対策室によると、高校生の少年は2012年12月ごろ、ダウンロードした人から会員制交流サイト「アメーバピグ」のIDやパスワードを盗み、中学生の少年にメール送信される機能を持つウイルスを作った。中学生の少年は、そのウイルスをインターネット上のサイトで、「ゲーム内の通貨を増やせるソフト」と偽り宮城県内の30代男性らにダウンロードさせて、IDとパスワードを盗むなどした疑いがある。