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豪下院選は野党保守連合が勝利、6年ぶり政権交代

2013年 09月 8日 08:16 JST
 
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[シドニー/キャンベラ 7日 ロイター] - オーストラリアで7日投開票された下院選挙は、自由党のアボット党首率いる野党勢力、保守連合(自由党と国民党)が与党・労働党に勝利し、6年ぶりの政権交代が実現した。

新首相に就任するアボット党首は、シドニーで支持者を前に勝利宣言し、「きょうからオーストラリアは新たな管理体制へ移行することを宣言する。再び企業に開かれた国になる」と述べた。

今回の選挙では、オーストラリア経済が資源ブームの終えんを迎えつつある中、軌道修正を迫られる経済運営が最大の争点となった。

アボット党首は、歳出抑制や労働党が導入した炭素税の撤廃、難民対策などを公約に掲げ、メディア王のルパート・マードック氏もアボット党首に支持を表明していた。

一方、労働党の得票率は2004年以来で最悪となった。ラッド首相は地元のブリスベーンで敗北宣言し、党首を退任する意向を示した。

選挙管理当局者によると、これまで開票率およそ80%の時点で、保守連合の得票率は52.6%と、150議席中88議席以上を獲得する見通し。

ラッド首相は2010年、一度は首相の座をギラード前首相に奪われたが、総選挙直前の2013年6月、党首選で再び党首に選出され、首相の座に返り咲いていた。こうした党内の対立が有権者離れを招く要因となった。

 
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9月7日、オーストラリアで投開票された下院選挙は、自由党のアボット党首(中央)率いる野党勢力、保守連合(自由党と国民党)が与党・労働党に勝利。シドニーで撮影(2013年 ロイター/David Gray)

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*統計に基づく世論調査ではありません。
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