松山市議会:議長辞職勧告決議案、可決 6月に続き2回目、寺井議長は再び拒否 /愛媛

毎日新聞 2013年09月07日 地方版

 ◇初日から空転で延会 市長苦言「早期の再開を」

 松山市議会は9月定例議会初日の6日、寺井克之議長(松山維新の会)に対する議長辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。同案は6月定例議会で史上初めて可決されたが、寺井議長が辞職を拒否した経緯があり、2度目の可決。寺井議長が再び辞職を拒否し、本会議は中断したままとなった。寺井議長は同日夜に延会を宣言し、9日にも議会運営委員会で新しい日程を決める意向だ。【伝田賢史】

 寺井議長は就任3年目。地方自治法で定められた議長任期は4年だが、自民党議員団などが「任期は1年が慣例」として反発し、6月議会で辞職勧告決議案に松山維新を除く会派が賛成していた。

 9月議会の本会議は午前10時に開会され、議会日程を決めただけで中断。午後1時15分に再開し、土井田学議員(自民)が辞職勧告決議案を提案して「辞職勧告を受けた議長が居座り続けることで議場が混乱し、到底容認できない」と理由を説明した。同案は松山維新を除く全5会派と無会派議員の計8人の連名。田坂信一議員(松山維新の会)は反対討論で「寺井議長に失政はない。1年交代でのたらい回しは議長職を軽んじている」と主張したが、採決で37人中24人の賛成多数で可決した。

 可決後、寺井議長は報道陣に「『辞めないから混乱を招いている』というのはおかしい。辞める理由にはならない」と辞職拒否を明言。同7時50分と同8時45分に本会議を招集したものの、自民など22人が欠席し、出席者が20人と定足数(23)を満たさなかった。野志克仁市長は「市民生活に関わる重要な議案を審議していただくのが議会。早期の再開を願っている」と苦言を呈した。

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