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事件
2ちゃんねる元管理人が1億円申告漏れ 譲渡後も広告収入
2013.8.24 10:28
[脱税・申告漏れ]
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者で元管理人の西村博之氏(36)が、掲示板の管理事業を譲渡した後も広告収入を受け取り、東京国税局から約1億円の申告漏れを指摘されていたことが24日、関係者への取材で分かった。過少申告加算税などを含む所得税の追徴税額は約3千万円。西村氏はすでに修正申告し、納付を済ませたとみられる。
西村氏は平成21年1月、2ちゃんねるをシンガポールの「パケットモンスター」社に譲渡したと公表した。関係者によると、2ちゃんねるの広告収入は以降の21~24年、西村氏が代表取締役のネット関連会社(東京都北区)を通じ、計約3億5千万円がパケット社に送金されていたという。
西村氏はこのうち約2億数千万円をパケット社からの報酬として所得申告したが、東京国税局はパケット社の実態が乏しいなどとして、残りの約1億円についても西村氏と個人所得と認定した。
西村氏をめぐっては、警視庁が24年12月、実質的な管理人にも関わらず掲示板で覚醒剤の購入をあおる書き込みを放置したとして、麻薬特例法違反(あおり)幇助(ほうじょ)の疑いで西村氏を書類送検。東京地検は今年3月、西村氏を起訴猶予処分としていた。
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