横浜市青葉区の神奈川県立元石川高校で1996年、当時16歳の男子生徒が剣道部の部活中に倒れて脳に障害が残った事故で、県は5日、和解金8千万円を支払うことで元生徒側と合意したと発表した。元生徒側は損害賠償請求訴訟を起こしており、横浜地裁から和解勧告を受けていた。
訴えによると、元生徒は校内の柔剣道場で部活中に倒れた。顧問の男性教諭(当時39)が過呼吸と判断し、応急手当てをしたが、病院に運ばれたのは元生徒が倒れてから3時間後だった。元生徒は低酸素脳症による高次脳機能障害が残った。
元生徒側は、教諭が注意義務を怠ったとして、2009年3月に慰謝料など計約1億6千万円を求めて横浜地裁に提訴した。