新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(33)が、方舟再出撃を宣言した。新日プロ29日神戸大会でシェルトン・X・ベンジャミン(38)とのV1戦を控えるが、それと並行しノア・丸藤正道(33)との再戦にも決起。ノア10・5横浜文化体育館大会への殴り込みも急浮上してきた。
中邑はノア8・24後楽園大会で丸藤とタッグを結成。試合後は丸藤との対戦に意欲を見せた。これに便乗し、次々期GHCヘビー級王座挑戦者のマイキー・ニコルスなどが中邑戦を熱望するなど、IC王者はノア内で「時の人」になった。「どれだけ成長したのかってのもあるし、いいよ、マイキーでも。ただそれだけのものを見極めないとね」とも言い放つ中邑だが「刺激になりそうなのは丸藤かなって。経験もあるし一番面白そう」と、やはり本命は天才児に変わりない。
対戦する舞台にもこだわりはない。「どこの会場かは分かりませんが。ただ明らかにこっち(新日プロ)の方がハードル高いよね。いろんな意味で。求められるものとか」と挑発じみた言い回しで、再び敵地出陣も辞さない構えだ。
となればノアの次期ビッグマッチ・横浜大会への参戦が急浮上する。同日は新日プロもシリーズの合間で参戦は十分可能な状況だ。中邑は「(ノアの印象は)閉ざされた世界だよね。客も強い刺激求めてんじゃないの? オレが行っただけで刺激になるんだから、飢えてんだよ。そこんとこどうなの?」と不敵な笑みを浮かべつつ、タッグ戦で激突した新日プロ昨年1・4東京ドーム大会以来、1年9か月ぶりの対戦を見据えた。
方舟侵攻は「インターコンチとは別物」とする中邑だが、だからといって“本業”をおろそかにするわけにもいかない。神戸決戦でベンジャミンとのIC王座V1戦を控える中邑は「苦手だな。類いまれな運動神経。人種的な強さを感じる」と警戒することも忘れなかった。
ナイターSG「第59回モーターボート記念」、1日行われた優勝戦は毒島誠(29=群馬)が先マイから早々と独走に持ち込み、SG初制覇を成し遂げた。