2013.8.30 14:40

三重の少女遺体、不明の中3生と断定

女性の遺体が見つかった現場を調べる捜査員ら=30日午前9時01分、三重県朝日町埋縄(撮影・頼光和弘)

女性の遺体が見つかった現場を調べる捜査員ら=30日午前9時01分、三重県朝日町埋縄(撮影・頼光和弘)【拡大】

 三重県朝日町の空き地で29日に10代とみられる女性の遺体が見つかった事件で、死亡後に遺体を動かしたような痕跡が現場にないことが30日、県警捜査1課への取材で分かった。同課は、遺体は25日から行方不明になっている同県四日市市の中学3年寺輪博美さん(15)と断定。30日、強盗殺人、死体遺棄容疑で四日市北署に捜査本部を設置する。

 遺体は傷みが激しく死後数日が経過したとみられ、捜査1課は、周囲の状況などから何者かに空き地で襲われた後、そのまま放置された可能性があるとみている。一方、遺体の周辺に血痕はなく、目立った外傷も確認されていないといい、司法解剖の結果、死因は窒息死と断定。死亡推定時刻は25日深夜としている。(共同)