桧山引退 やり残したことは「日本一」
2013年09月08日 11時35分
「代打の神様」がユニホームを脱ぐ。阪神の檜山進次郎外野手(44)が7日、兵庫・西宮市内のホテルで会見を行い、今季限りでの引退を表明した。
会見場に現れた檜山は「私、檜山進次郎は今季限りで引退する決意をしました」と晴れやかな表情で話した。引退を決意した現在の心境については「ほっとしている気持ちはあります」と明かした。
今季は開幕から不振が続いた。打席に立っても安打が出ない日々が続き「毎年、いつ引退するかもしれないという気持ちで臨んでいた。今年開幕から代打で出させて頂いてヒットがでなかった。(引退を決断した)一つの要因かもしれない」と引き金になったという。今季初安打は開幕から1か月以上たった5月5日。ところが、初安打以降も檜山の中で違和感は残っていた。それが引退の決断を決定的にした。
「今まで夏バテを経験したことはなかったけど、今年に関しては夏バテしているなと思った。そういう所からちょっと(引退の)気持ちが出はじめた」
檜山は東洋大から1991年にドラフト4位で阪神に入団し、4番も任されるなど主力として2度のリーグ制覇に貢献。2006年から代打の切り札として活躍し、代打通算としての107打点、156安打はともに球団記録を残している。
やり残した事を問われ「日本一です」と即答した檜山。ナインは、神様のやり残しを達成させなければならなくなった。
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