サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップのグアテマラ戦(大阪・長居)に3―0で快勝。実に8試合ぶりの完封勝利で来年のブラジルW杯へ再発進したが、舞台裏ではエースMF本田圭佑(27=CSKАモスクワ)の口からまたも問題発言が…。新しい相棒にFW柿谷曜一朗(23=C大阪)を指名した一方で、これまでコンビを組んだストライカー2人を酷評したのだ。先月のJリーグ軽視発言に続くおきて破り。関係各所からの反発は必至で、さすがのエースも処分を受ける可能性が出てきた。
日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)はエース本田をスタメンから外し、FW香川真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)をトップ下に起用。チャンスを決め切れず前半を0―0で折り返すと、後半開始から1トップに柿谷、トップ下には本田を投入した。
ここから日本は一気に攻撃開始。後半5分、本田がDF長友佑都(26=インテル)のクロスに頭で合わせて鮮やかに先制した。同24分にはFW工藤壮人(23=柏)が2点目、同31分にはMF遠藤保仁(33=G大阪)がFKでダメ押し弾。ここまで7試合で19失点の守備陣も奮起し、グアテマラを完封した。
ザッケローニ監督は安堵の表情を浮かべながら「チームが楽しみながらサッカーをやっているなと思った」と無失点勝利を喜んだ。当面の課題を克服し、ブラジルW杯に向け再スタートとなったが舞台裏ではまたもエースから問題発言が飛び出した。
本田は試合後、珍しく取材に応じると「(FW柿谷)曜一朗は自分を出せている。ようやくこういうタイプの選手が出てきてくれた」と絶賛すると、こう続けた。「今までの代表(1トップ)は両極端だった。『デカくて足元がうまくないタイプ』とか、『足元がうまくても前で数字(得点)を挙げられないタイプ』とか。曜一朗は全てを兼ね備えている」
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