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2013-09-08

東京オリンピックが来た! 日本復活の狼煙

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 まさかの圧勝で、東京オリンピック2020年開催決定!

 これは嬉しい。

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 なぜ嬉しいのかというと、東京オリンピックには経済の窪んだ日本が大復活する契機になる可能性が秘められているからだ。


 僕は「東京オリンピック」の大ファンなのだ。

 もちろん前回のやつね。

 時は1964年。終戦後からわずか20年で奇跡的復興を遂げたのは、東京オリンピックがきっかけなのだ。

東京タワーも新幹線も、首都高も、そしてもちろん国立競技場も、全て東京オリンピックのために作られたのだ。


 アテネから始まった聖火リレーは、イスタンブール、ベイルート、テヘラン、ラホール、ニューデリー、ラングーン、香港、を経由してついに沖縄から九州に渡り、広島の原爆ドームを通過、まだ敗戦の傷さめやらぬ平和記念公園を聖火が通過する。大変な人ごみだ。映像をみると、子供と老人しかいない。それから、富士山の前を通り、ついに東京にやってくる。聖火ランナーのアンカーは、急遽、早稲田大学の学生、坂井義則に変えられた。彼は広島に原爆が投下されたその日に、広島で生まれたのだ。10万人が走った聖火リレーを感動的に撮影した市川崑の「東京オリンピック」は何度見てもこみ上げてくるものがある。

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 東京オリンピックはアジアで初めて開催された大会だ。

 ナレーションも泣かせる。

私たちは、オリンピックが世界の平和を願うものだと知っている

人間が、人間として、全く平等であろうとする信念によって支えられていることを知っている

だから、オリンピックの象徴である聖火を祝福する

(映画「東京オリンピック」より)

 なんと力強く、愛に溢れたメッセージだろうか。

 この映画「東京オリンピック」は、庵野秀明にも影響を与え、エヴァンゲリオンでも引用されたシーンがあることで知られている。


 敗戦直後、日本人はまだ体格が小さく、大柄な諸外国の選手に到底太刀打ちできないと思われていた。

 多くの将兵は職や住居を失い、それでも必死に復興へ向けて歩き出していた。

 そんな中で、日本人に勇気を与えてくれたのが、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボール。


 1962年の世界大会で優勝したニチボー(現ユニチカ)の女子社員たちは、定時まできっちり働き、その後疲れた身体を引きずって深夜まで練習に励み、怒濤の258連勝を達成する。


 バレーボールは体格の差が出やすい。背が高い方が有利なルールだからだ。

 当時の宿敵は2メートル級の選手を多数抱えるソビエト連邦

 欧米人の大柄な体格から生み出される強力なスパイクを、体格で劣る日本女性が打ち返すため、柔道の受け身からヒントを得た、全身を使い、遠心力を利用して打ち返す回転レシーブという超高等テクニック。手元で微妙に変化する変化球サーブといった秘技で対抗し、金メダルを獲得した。


 東京オリンピックの女子バレーボール決勝、対ソビエト戦の視聴率は66.8%。スポーツ中継歴代最高視聴率の記録を樹立した。

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 これをきっかけとして日本では女子バレーボール人気が高まり、「アタックNo.1」「サインはV」といった不朽の名作も生まれている。


 つまり、オリンピックは、単にスポーツマンや広告屋だけの祭りではない。

 クリエイターや起業家といった、多くの人々に影響を与える国家的大事業なのだ。



 今回の2020年東京オリンピックの経済効果は直接的なもので3兆円、波及効果は100兆円とも言われる。

 これまで、原発事故や地震、政治不信や隣国との関係、そして長期的な不況などで日本は一年先の見通しも立たない状態だった。


 これでは海外からの投資も集めることはできない。

 しかし、7年後の東京オリンピック開催決定により、7年後に照準をあわせて全てが動き始めることになる。

 間違いなく景気は回復し、雇用が促進されるだろう。一説では雇用効果は15万人に及ぶとも言われている。

 これは日本復活の狼煙(のろし)なのだ。



 ああ日本は、なんてすばらしい国なのだと世界中の人たちが感じとることができる。日本の良さを

 世界に再認識してもらえる。そんなイベントになるに違いない。いや、我々国民がそうしていくのだ。


 みんなで便乗しよう。

 僕もオリンピックに向けてなにか仕掛けて行きたいと思ってる。



 オリンピックはお祭りだ。

 踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損損

 世界から観光客を呼び戻そう。

 そして知ってもらおう。日本が、本当にすばらしい国であるということを。

 スポーツの得意な子供達は東京オリンピック出場を目指して競技に励み、そうでない人々は東京オリンピックをどうやって盛り上げて行くか考えよう。世界の誰もが東京を訪れたくなるような、東京だけでなくていろんなところを訪れたくなるような、そんな祭典にしよう。


 樋口監督によれば、オリンピックは映像機材が大きく飛躍するチャンスでもある。

 前回の東京オリンピックではカラー放送(そのために東京タワーが作られた)、その後も空撮、防振装置、水中撮影、遠隔操作、スパイダーカム、そうした新技術は全てオリンピックを契機に生まれたらしい。


 つまり、オリンピック競技をめざす人はもちろん、技術者、企画者、広告マン、クリエイター、みんなが参加できる。これがオリンピックが地元で開催されることの本当の意味なのである。



 我々日本人の底力を世界に見せつけるのだ。

 戦争による実力行使ではなく、体育の祭典というエンターテインメントで。

 人々を傷つけるのではなく、楽しませるという方法で、日本という国のすばらしさを知ってもらうのだ。


 ロス五輪では空飛ぶロケットマンが開会式を飾った。

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 2020年の東京オリンピックでは、何が飛び出すのか。

 それを考えだし、世界をアッと言わせよう。


 もう僕たちの人生の中で、東京でオリンピックが開かれることは、2020年を逃せば二度とないかもしれないのだ。


 そういう一世一代のチャンスが、今やってきた。

 2020年には、撮影、中継、演出、なにもかもが進化しているだろう。


 とりあえずニコニコ動画で全競技を全世界に同時中継

 立体映像の初音ミク君が代斉唱


 巨大人型ロボットのクラタスが聖火リレー

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 クラタス、アシモ、マノイがリレーに参加したら熱いだろうな


 前回の東京オリンピックは南側からだったので、今回は北側から

 平壌を経由し、ソウルをまたぎ、函館、青森、そしてもちろん三陸、陸前高田、福島、南相馬を経由し、東京に聖火が運ばれてくるのだろう。


 このとき、できるだけ原発周辺は安全である必要があるし、一度更地になった被災地は復興した姿を見せているべきだろう。残念ながらリニア新幹線は間に合わない。



 とにかく、東京オリンピックに向けて、これからいろんなことが動き出す。

 重要なことは、日本に住んでいる人なら誰であっても、その祭りに参加することができるということだ。

 冷蔵庫の中に入って写真撮ってる場合じゃない。


 日本の起業家は、東京オリンピックに照準をあわせ、この世界的イベントをどう盛り上げ、どう儲けて行くのか、思考を切り替えなければならない。


 日本が世界に誇る文化、世界の最先端の技術、そうしたものが渾然となって、世界の誰も見たことがないような、凄いイベントにしていけるのではないかと思っている。

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 enchantMOONで、temosyさんの色シールと太さ変更シールを使って五輪を書いてみました。

http://temosy.net/enchantmoonシール

 今公開されているシール一覧はこちらにまとめられています

enchantMOONのmoon.zipでダウンロードできるシールのリスト | paraches lifestyle lab.

http://www.paraches.com/archives/5794

 猪瀬知事、そして石原前知事、ご尽力、本当にありがとうございました。

国民の一人として感謝します。