左から神奈月、武藤敬司

　今日８日に東京ドームシティホールで旗揚げする新団体「ＷＲＥＳＴＬＥ―１」の武藤敬司が７日、過剰な期待に歯止めをかけた。

　新たな船出を翌日に控えたこの日、武藤は所属選手とともに前日会見＆記念パーティーを東京都内のホテルで開催。武藤は東京スポーツ新聞社・太刀川恒夫会長から「プロレスを面白くして、裾野をどんどん広げてほしい」とエールを送られた。

　武藤の再始動戦は武藤、Ｘ組対Ｘ、Ｘ組。所属以外の参戦選手は全てＸという異例のカード発表を行ったため、その正体を巡って様々な臆測が飛び交う事態に。武藤は「俺のパートナーがエスカレートしてスティングとか（ハルク・）ホーガンとか言われる。あんまり期待しないで。そこまで期待されるとやりづらい…」と自ら期待感を煽りながら火消しに回るハメとなった。一方で、武藤はＸについて「ヒントはありません」と頑なに口を閉ざした。

　とはいえ、全日本プロレスを退団して約３か月。多忙を極めつつも決戦に向け、ウエートトレーニングに加えて２週間前から水泳トレを取り入れて最終調整に入った。全身の中でも最も爆弾を抱える両ヒザへの負担を最大限減らした練習法だ。

　武藤は「１日１・２キロ。ノンストップでクロールと背泳ぎしてきた。爺ちゃん、婆ちゃんに抜かれたけどね…」。何はともあれ、できる限りの万全の状態で理想郷を体現する。