名古屋４人ひき逃げ事件 大学生逮捕

9月8日 13時23分

７日夜、名古屋市千種区の県道で横断歩道を渡っていた男女４人が車にはねられ、１人が意識不明の重体、２人が大けがをし、警察は現場から走り去った車を運転していた１９歳の男子大学生をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。

７日午後１１時ごろ、名古屋市千種区桜が丘の県道と市道が交わる交差点で、信号機のある横断歩道を渡っていた男女４人が、走ってきた車に次々とはねられました。４人はきょうだいで、このうち長女で、名古屋市名東区の病院職員、薄井飛鳥さん（２６）が頭を強く打つなどして意識不明の重体となっているほか、２４歳の次女と１６歳の次男も足の骨を折るなどの大けがをしました。
一緒にいた１９歳の長男にはけがはありませんでした。
車はそのまま現場から走り去ったことから、警察はひき逃げ事件として捜査していましたが、千種区内でヘッドライトなどが破損した車が見つかり、車を運転していた愛知県長久手市の１９歳の男子大学生に事情を聞いたところ、「人をはねた」と認めたということで、けがをした３人に対するひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し「怖くなって逃げた」と供述しているということで、警察で詳しい状況を調べることにしています。