菅義偉官房長官は8日のNHK番組で、シリアでの化学兵器使用は「シリア政府に責任がある」とする11カ国の共同声明に日本が入った理由を聞かれ、「米国にも従来より踏み込んだ情報提供を求めた。そういうことで『(アサド政権が使用した)可能性が高い』という文書を支持しようということだ」と説明した。
番組で、「アサド政権による使用という判断材料や情報が得られたのか」と問われて答えた。これまで菅氏は「誰がこれを使用したかは、引き続き関係国と連携しながら情報収集・分析をしている」と述べていたが、判断材料となる情報を得たことを示唆した。
さらに、菅氏は「シリアと北朝鮮は軍事協定まで結んでいる。私たちは(北朝鮮の)核、ミサイル、化学兵器の脅威にさらされており、絶対に使用させてはならない」と述べた。ただ、米国による軍事介入支持の是非については、「米大統領が議会で多数派工作している。しばらく注視していきたい」と述べた。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ