トップページスポーツニュース一覧マドリード 厳しい経済状況が逆風に
ニュース詳細

マドリード 厳しい経済状況が逆風に
9月8日 4時52分

3回連続4回目の立候補となったマドリードは前回、最終投票に残るなど手堅く票を集め、東京にとっては強力なライバルになるとみられていました。
しかし、今回はスペイン国内の厳しい経済状況が逆風となり、票を伸ばすことができませんでした。

ことし6月に発表された評価報告書の中でIOC=国際オリンピック委員会はマドリードでの開催について「リスクに直面する可能性がある」と懸念を示していました。
さらにマドリードが8割の会場がすでに建設済みで追加の投資はそれほど必要ないと訴えていたことについても「既存の施設であっても仮設の施設を一から作るのと同じような作業が必要だ」と一部の施設については大幅な改修をしなければいけないことを指摘し、計画そのものの実現性を問う厳しい結果となっていました。
さらにスペイン出身で長くIOC=国際オリンピック委員会の会長を務めたサマランチ氏が3年前に亡くなったことも大きなマイナス要因となりました。
息子のサマランチ・ジュニア委員やスペイン王室のフェリペ皇太子が積極的な活動を展開しましたがIOC委員に対する抜群の人脈を持ち合わせていた前会長ほどの影響力は発揮できず、支持を広げられませんでした。

[関連ニュース]
k10014372221000.html

[関連ニュース]

  自動検索

マドリード 1回目で落選に驚き隠せず (9月8日 6時9分)

マドリード会見「これ以上ない感触」 (9月8日 3時8分)

マドリード「準備は整っている」 (9月8日 10時9分)

英の賭けでマドリード猛追 (9月7日 4時57分)

五輪招致「マドリードに勢い」の見方 (9月6日 7時7分)

このページの先頭へ